サッカーの試合で筋損傷。症例報告
久しぶりのサッカーの試合で
毎回、サッカーの練習やゴルフに行った数日後に打撲や足がつったなどで通われている患者様が今週も怪我をしたという事で来院されました。
今回は久しぶりに社会人の大きなサッカーの大会があったそうで、その試合の初戦で大腿部に激痛が走ったそうです。
患部を確認すると、大腿部後面のハムストリングスに皮下出血斑が見て取れました。
かなりハードにボールの競り合いをしたので、たくさんぶつかったようですが打撲痕のようなものは見当たりません。
「いつも言うけど、ちゃんとストレッチを入念にして試合に望んだ?」
と聞くと、
「いや~、そこそこにはしたけど・・・。今回、めちゃくちゃ本気で動いたから、身体がついていかんかったかな。」
とのことでした。
他者とのぶつかったときに痛くなったのかを問診すると、急激なダッシュをした際に急に痛みが出たとのことでした。
症状として肉離れが該当しますね。
肉離れとは筋繊維の部分断裂損傷のことをいい、完全には断裂していません。
急に走ったり、全速で走ったときやジャンプなどの動作で起こることが多いです。
損傷しやすい筋肉は大腿二頭筋、半腱様筋、半膜様筋のハムストリングスに発生する場合がほとんどです。
触ると圧痛や腫脹がみられ、筋収縮は可能ですが疼痛のために収縮させられないこともあります。
実際、患者様も次の日は痛くて脚が動かせなかったそうです。
ハムストリングスの場合は膝の屈曲運動で抵抗を加えると痛みが増強します。
また、ハムストリングスの伸展でも同様です。
損傷の度合いで患部に陥凹が確認できるものもあります。
受傷直後はRICE処置に従い、アイシングと伸縮包帯で圧迫を加えるのが最適ですが今回は市販のシップを貼っただけとのことでした。
触れるとまだ軽く熱を持っているので炎症しています。
治療として炎症を緩和する超音波療法を用いて患部に施術していきました。
指導として今日は家に帰った際にタオルを濡らして冷蔵庫にある保冷剤を巻いて冷やしてねと言い、筋損傷を受けたことでその部位をかばうことで負担がかかっている箇所に対して手技療法を施して今回の治療は終了しました。
試合には勝ったそうで、来週の日曜日に次の試合があるとのことでしたのでそれまでにもう一度状態を診て治療に専念したいと思います。
同じような症状でお悩みの方は是非、
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(2021年2月19日)