足の甲が痛い。症例報告
モートン病
インピンジメント症候群で当院に通われている患者さんから、以前に治った症状がまた再発したから、そちらの治療もしてほしいとお話しがありました。
主訴:足の甲が痛い。
年齢:52歳 女性
事務職に従事。
一日中座ってパソコン作業が多い。
仕事中はヒールを着用が義務付けられている。
治療の見解・治療内容
1年ほど前もインピンジメント症候群、いわゆる五十肩の治療と足の甲が痛いと言って当院に通われて、どちらの症状も落ち着いたので完治ということで、しばらくお顔を見ていませんでした。
2か月ほど前にまた五十肩っぽいので診てほしいと通われて、現在治療中です。
そこにまた「足の甲が痛い!」と訴えてきました。
整形外科で当院に通う前に診察されたことがあり、その時の病名は「モートン病」と診断されました。
主に足の第3、第4中足骨頭間で足底神経が絞扼することが多いとされてます。
日本人より欧米人に好発しやすいようです。痛みや神経症状(痺れなど)がでる原因としては、足の付け根に負担がかかり続けて、神経を圧迫してしまうことです。
足の甲を走っている足底神経は足の指を構成する中足骨の間を繋ぐ靱帯の裏側を走行しているので、歩く時に靱帯と地面の間で神経が圧迫するようです。ハイヒールなどのつま先が細い靴を常用する方に多い症状で、この患者さんも仕事中はヒールを常用していました。
それ以外でも「つま先立ちの姿勢が多い」、「しゃがみ込んでの作業が多い」、「ダンスなどの足を多用するスポーツ」といったことでも症状がでることがあります。
改善方法は、まずは原因であるヒールを履かないことなのですが、仕事で履くことが義務付けられているので、せめて通勤ではスニーカーを履くように以前に指導していました。
一度は落ち着いていたのですが、今回また症状が出た背景には、今期の猛暑により職場での冷房が例年以上に強く、そのために冷房病による「足のむくみ」から神経の圧迫があったのではないかと推察しています。
治療は主に足底の弛緩と超音波療法によって神経の圧迫を除去することをしています。
徐々にですが、痛みや痺れは取れてきているようです。
もちろん、通勤でのスニーカーを履くことも継続してもらい、パソコン作業中は楽なサンダルなどにも履き替えてもらってます。
同じような症状でお悩みの方は、是非、
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(参考文献:柔道整復師学・理論編 改訂第5版)
(2020年8月21日)