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梅雨で頭痛の方が増えてます。岸和田まちの整体整骨院の考察

天候と頭痛

梅雨ももうそろそろ終わるかなという時期ですが、線状降水帯が次々と発生して豪雨をまき散らしています。
強い雨風で足元を掬われて捻挫をした方もたまに来院されますが、この時期に多い症状の方はやはり「片頭痛」の方が一番です。

〇西洋医学的考え
一次性頭痛ー明らかな基礎疾患がない慢性頭痛
・片頭痛
・緊張型頭痛
・群発頭痛

二次性頭痛ー頭頚部に基礎疾患がある頭痛
・頭頚部の血管障害
・頭頚部の外傷
・脳血管障害以外の脳疾患

片頭痛を起こすきっかけとしては、ストレス、飲酒、睡眠障害、女性ホルモンの乱れ、空腹、光などが挙げられますが、やはり一番多いのは天候の変化ではないでしょうか?

当院の片頭痛持ちであるスタッフの1人も、
「頭が痛い!もうすぐ雨が降る!気圧が下がってる!」
と気象予報士のように雨が降るのを感知して、毎度、苦しんでいます。

片頭痛には自律神経が関係してると言われています。
雨が降る前には気圧が低下しますが、その変化を身体が感知して、脳の視床下部を通じ交感神経活動を活発にするようです。
その結果、ノルアドレナリンが血中に放出されて、痛みを感じる神経を刺激するとされています。
副腎髄質でもアドレナリンを普段以上に分泌するので、同様に痛みを感じる神経を刺激してしまいます。

また、気圧の変化によって、脳の血管が拡張し、刺激されることで三叉神経が圧迫して脳を興奮させることにより片頭痛が起こるとも言われています。

天候の状態としては、低気圧、雨、高湿度が片頭痛のきっかけになることが多いので、正にこの梅雨の時期は片頭痛持ちの方には辛い時期だと思います。

片頭痛のメカニズムは複雑で、一概に「これが原因!」と言えないものですが、天候に関しては天候や気圧の変化を予想して、
「頭痛がもうすぐ来るかも?」
と予測してくれるスマートフォン用のアプリケーションもあるので、そういったモノを活用するのも急に来る頭痛への心構えに良いかなと思います(当院スタッフも活用してます!)。

片頭痛を緩和する方法は、血管が拡張しているのだから「コーヒーなどのカフェインの摂取」や「首の後ろを冷やす」などが有効とされています。

当院では、鍼灸治療により、自律神経の乱れの調整と頭痛の緩和を行っています。
また、吸玉療法でも自律神経の乱れに対処しています。

〇東洋医学的考え
外感頭痛
・風寒頭痛ー頭頚部から後背部のこわばりから始まる頭痛。収縮時痛。
・風熱頭痛ー拍動系の痛み。熱病理による。
・風湿頭痛ー頭が締め付けられるような痛み。

内傷頭痛
・肝気鬱~鬱火頭痛ー缶ん疎泄失調によって起こる頭痛。ストレスが要因になることは多い。
・肝陽上亢頭痛ー長期睡眠不足や体重の急激な減少、更年期~閉経後の症状として現れることがある。
・血瘀頭痛ー血の停滞によって起こる頭痛。鋭い痛みが特徴。

いくつか頭痛に効果がある経穴を紹介しましょう。
頭痛に効果がある経穴は頭部に集中しています。

○当院のアプローチ
当院は西洋医学的視点と東洋医学的視点の両方を使い治療を行います。

・西洋医学的に姿勢や筋肉や関節をチェックします。
→姿勢分析をして体の歪みをチェックして矯正を行います。

・自身の自然治癒力を高めるために関連のある経絡(ツボ)に鍼やお灸をしていきます。

〇百会
頭頂部の中央線と両耳の穴を結んだ線との交差点にある窪みにあります。
期待できる効能は頭痛、めまい、健忘、耳鳴り、鼻づまりといったものに加え、痔や下痢にも効果があるとされています。

〇聴会
耳の前方、下顎の関節との境目にある窪みにあります。
期待できる効能は頭痛、耳鳴り、難聴、歯痛に効果があるとされています。

〇風池
後頭部の下部、胸鎖乳突筋と僧帽筋の間の窪みにあります。
期待できる効能は頭痛、めまい、頚痛、難聴に加えて、涙目や鼻血、感冒にも効果があるとされています。

〇安眠
耳の後ろの頭蓋骨の突起部と下と風池を結ぶ線上の中間点にあります。
期待できる効能は頭痛、めまい、不眠に加えて高血圧にも効果があるとされています。

頭部以外でも
〇風門
大椎の下方でもっとも突き出た所(第2胸椎)のすぐ下の窪みから左右に指2本ほどずらしたところにあります。
コチラの効能は風邪の時の頭痛に効果が期待できる経穴です。
ほかに風邪をはじめとして、咳、発熱、鼻づまり、頚背部痛に効果が期待できます。

〇湧泉
足先を曲げた時に土踏まずに出来る山のような形のしわの頂点部分にあります。
期待できる効能は頭痛、のぼせに喉痛と便秘にも効果があるとされています。

といった経穴で対処しています。

また、自律神経を整える経穴は背中に集中しています。
背部にある正中線上の督脈とくみゃくと左右両側の膀胱経ぼうこうけいに沿って鍼治療を行ったり、吸玉治療を行ったりしています。
背部には五臓六腑の兪穴があり、全身を調節することができます。
脊柱から出ている神経を刺激することで自律神経を調節する作用が期待できます。

〇督脈
会陰部に起こり、脊柱に沿って上がり、後頭部の風府穴に至り、脳に入る経絡の1つ。
身体の後正中線を流れる経絡です。
先に述べた「百会」も督脈の1つで、ほかに有名な経穴として「大椎だいつい」、「命門めいもん」、「腰陽関こしのようかん」があります。

〇膀胱経
正式名称は足の太陽膀胱経といい、目頭から始まり頭部、うなじを通って背部、腰部、殿部を下り、脚の後側から足の小指の先まで流れる長い経絡の1つです。
67もの経穴があるのですが、背部から腰部の兪穴を中心に施術してます。
先ほど記述した「風門」も膀胱経の経穴の1つで、それ以外でも「肺兪」、「心愈」、「肝兪」、「脾兪」、「腎兪」、「大腸愈」、「小腸愈」といった経穴で自律神経を整えています。

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(参考文献:東洋医学 基本としくみ、抜缶療法の臨床応用)


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(2020年7月10日)

冷房から来る足のむくみ。岸和田まちの整体整骨院の考察

夏になると出やすい足にむくみ

梅雨も半ば、毎日寝苦しい夜が続きます。
暑くて寝にくいので、どうしてもつけっぱなしにしてしまうクーラーや扇風機。
前々回でのお話しで「冷房から来る腰痛」を書きましたが、同様の症状の方が多々来院しています。
そして、このタイプの腰痛をお持ちの方は、だいたい足のむくみでもお悩みの方が多いので、今回は「足のむくみ」について書きたいと思います。

以前も触れましたが、冷房の効いた自宅や会社で過ごすことが多いと、クーラーの冷たい風を長時間浴びる機会が増えて、身体が冷えることにより血行不良に陥りやすくなります。
これがむくみの主の原因です。

冷房病と言われる症状で、病気ではなく、冷房によって身体が冷えることが原因で起こると考えられるむくみや肩こり、腰痛、頭痛などの健康障害の俗称を指します。

暑いから快適に過ごしたいのに、身体が冷えることでなぜ健康障害がでるのか?
その答えは「自律神経の乱れ」が関係してきます。

人体の体温調整機能は自律神経によって行われています。
例えば、外温により身体が冷えれば、筋肉が収縮し、体温を体外へ逃がさないように働きます。
その逆に暑いと感じれば、血管を拡張して身体に不要な熱を放出してくれます。

緩やかな環境下では問題のないこの自律神経の体温調整機能も急激な変化にはついていけません。
めちゃくちゃ暑い外の気温からクーラーが効いた部屋への短時間での行き来や長時間の冷房にさらされるなどを身体に許容すると、自律神経が急激な温度変化についてこれなくなり、正常な働きが出来なくなります。

身体の冷えた状態が継続することで、血行不良が常態化していきます。
そのことが原因で足のむくみをはじめとした腰痛や肩こり、頭痛、酷くなると眩暈めまいや不眠症状といった深刻な体調不良をも引き起こす原因となります。

軽い症状を感じた段階ですぐに対応し、酷くならないようにすることが大事です。
日常生活で簡単にできる事としては、軽く羽織る上着を1枚持ち歩くとか簡単な運動やストレッチを取り入れることがいいでしょう。

鍼灸治療もしている整体整骨院的見解としては、お灸や足湯、フットマッサージで足のむくみに対してケアをしています。

足のむくみの効果的な経穴をいくつか紹介しましょう。
太衝たいしょう
足の甲側で親指と人差し指の骨の間を足首方面へと触っていき、V字型の骨の谷間のあたりにあります。
指でなぞっていくと、骨に当たって止まる場所です。
期待できる効能は生理不順や冷え、むくみなど女性特有の様々な症状に加えて、眼精疲労、かすみ目、頭痛にも効果があるとされています。

陰陵泉いんりょうせん
すねの内側を膝方向へと触れていった時に、太い骨に当たって指が自然に止まるところにあります。
期待できる効能は、足のむくみに加えてお腹のはりや膝痛、小便の出が悪い時にも用いられる経穴です。

足三里あしさんり
向う脛の骨を下から触れていくと、骨の突起に当たる場所があり、そこから指1本分外側にずらしたところにあります。
期待できる効能は足のむくみ、乳腺炎、便秘、下痢、消化不良、お腹のはり、嘔吐、胃痛に効果があるとされています。

三陰交さんいんこう
内果(内くるぶしのこと)から指4本ほど上にある骨のすぐ横にあるくぼみにあります。
期待できる効能は足のむくみを筆頭に生理不順や生理痛といった女性特有の症状に加えて、蕁麻疹じんましんや消化不良、難産にも効果があるとさています。
ただ、注意点として妊娠中は強く刺激しないことをお勧めします。

湧泉ゆうせん
足先を曲げたときに土踏まずにできる山のような形のしわの頂点部分にあります。
足裏のほぼ真ん中に位置していて、体内の水分調節に働きかける経穴です。
期待できる効能は足のむくみや冷えに加えて、不眠やのぼせ、喉痛や便秘に効果があるとされています。
頭の血行を良くして頭痛を緩和し、身体の怠さや疲れを取るとされている割とポピュラーの経穴です。
自分で押すときは痛すぎない加減で、ゆっくりと垂直に押すのがコツです。

フットマッサージでは専用のクリームを使用して、リンパを流し、ゆっくりとスライドさせながら足の裏から膝裏までを揉みほぐしていきます。
下から上へと揉みほぐされることで足のむくみが軽減されて施術後のスッキリ感が大人気な整体です。

足湯は身体を温めることも効能の1つですが、肝機能の亢進を促進して代謝をアップし、血流を良くすることで足のむくみを改善することが期待できる物理療法の1つです。

薄物を羽織るや軽い運動、ストレッチなどでもなかなか夏の足のむくみが改善しないという方は是非、一度ご相談してください!

 

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(参考文献:東洋医学 基本としくみ)


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(2020年7月2日)

冷房から来る腰痛。岸和田まちの整体整骨院の考察

その腰痛、冷房が原因です

季節も進み、梅雨に入りました。
じめっとした大気の不快感と6月なのに夏に近いぐらい暑い気温。
夜に寝るときも暑くてついついクーラーや扇風機をつけっぱなしにしがちです。
または仕事中、オフィス内ではクーラーがガンガンにかかった環境で机に座ってパソコン作業に従事することも多くなります。

そうすると身体を冷やして血行が悪くなり、腰痛を引き起こす原因となります。
とくに元々腰痛を抱えている方は症状が悪化しやすい傾向にあるので、この時期に腰痛がひどいと感じる方はクーラーや扇風機など冷房が原因かもしれません。

腰痛以外にも冷房に長時間さらされることで肩こりや頭痛、身体がだるいといった体調不良が起こります。

これらは通称で「冷房病」といわれ、症状として腰の張りや違和感が生じ、腰痛を伴います。
また、下半身に冷たい感覚や痛み、むくみ、ときには痺れなどを生じることもあります。

原因として考えられるのは、室内と外の気温差を頻繁に体感することで、身体が持つ体温調整機能が乱れやすくなることが挙げられます。
体温調整機能が乱れることで、身体の深部体温も低下してしまい、内臓機能低下や腰痛、肩こり、頭痛といった痛みやこりの原因をつくってしまいます。

対策としてはクーラーをを使用しないほうがいい?
それでは、室内での熱中症の危険性が上がるので適切な温度管理が大事です。
室内外の温度差は、人間の身体が無理なく対応できる1日の温度差を鑑みて5℃前後がベストです。
温度差が大きいと体温調整機能を司る自律神経系の働きを乱してしまいます。

人間の身体は暑い時には副交感神経が体表に近い血管を広げて発汗を促し、身体に溜まった熱を放散させようとします。
逆に寒い時には交感神経が働いて、血管を収縮させ、発汗を抑制し、血液を身体の深部に集めて、身体から熱を逃がさないようにしています。
これが自律神経の働きによるものなのですが、身体が反応できる許容範囲を超えた温度差のある環境にいると、この自律神経の働きがうまく機能しなくなります。

この時期は暑いからシャワーだけ!といった方も腰痛になりやすい原因です。
お風呂にゆっくり浸かり、身体の芯から温まることで副交感神経も働き、リラックスできます。
10分から20分ほどゆっくり入浴すると、温かい血液が身体中に巡り、身体の芯からポカポカになります。
なお、20分以上お風呂に浸かるのは推奨してません。
長くお風呂に浸かりすぎると、身体の深部体温が上がりすぎて睡眠障害を引き起こす原因になります。

整骨院的には体内から温めるために軽い運動が一番おすすめです。
寝る30分前ぐらいに軽いストレッチなどをしてもらうと、朝に起きた時の身体の怠さや腰痛予防に最適です。

いくつか当院で患者さんに教えているストレッチを紹介します。
腸腰筋のストレッチ
①立位姿勢から片膝立ちになります。
②前に踏み込みながら片手を上げて上体を横に倒しましょう。
③左右行い、10~15秒キープしてください。

腰から大腿骨小転子まで付いている股関節の屈曲に作用する腸腰筋を伸ばすことで、脚の付け根の硬さをとり、疲労感の解消をねらったストレッチです。
太ももの前側から股関節の深層にある筋肉、お腹までをダイナミックに伸ばしてくれます。

脇腹にある筋肉群のストレッチ
①椅子に座って片足を太ももの上に乗せます。
②乗せた足と同じ側の手を上げて横に倒します。
反対の手は座面に置いて体重を支えてください。
伸ばしている体側と逆の体側の筋肉の収縮も意識してください。
③左右行い、10秒キープしてください。

普段あまり使わないひねりに関連する筋肉群は、こわばりやすい傾向にあります。
予期せぬ動きで違和感がでたり、痛みを生じやすいので、ゆっくりと伸ばしていきましょう。

腹斜筋のストレッチ
①椅子に座って、片腕を曲げ、肘を体側に引きつけます。
②反対側の腕の肘を上げながら上体を横に倒しましょう。
このとき、手は頭の後ろに回します。
肘を曲げるのが難しい方は伸ばしてしても大丈夫です。
③左右行い、10秒キープしてください。

運動不足や長時間のデスクワークをする方には特に注意が必要なわきの下のストレッチです。
不意な動きで痛みが走りやすい腹斜筋をゆっくりと伸ばして腰痛予防をしましょう。

脇腹や下腹部のストレッチ
①椅子に座って、椅子の座面に片手を置きます。
②もう片方の手は後頭部に当てます。
③片肘を上げて上体を横に倒しましょう。
このとき、足はそろえて上体を倒した方につま先をむけます。
④左右行い、10秒キープしてください。

冷房によって収縮した肋間筋や腸腰筋を伸ばすストレッチです。
身体の左右の動きを滑らかにし、長時間のデスクワークを強いられる方にもおすすめです。

外は暑くてどうしても冷房に頼りがちですが、上手に体調管理をして腰痛のない身体を目指しましょう!

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(2020年6月22日)

マスク装着による熱中症に注意を。岸和田まちの整体整骨院の考察

いつもより熱中症に気をつける

毎年、これぐらいの時期から来院患者さんに「熱中症予防」について喚起するようにしているのですが、今年の夏は今まで以上に注意を促す必要があると考えています。

というのも、最近、気温も上がってきた中、僕自身もマスク装着が仕事中に着けていることが当たり前となり、顔周りが汗まみれになり働いています。
そのことにより、身体が熱を持ちやすく感じるからです。

通常、呼吸とは体温より低い空気を吸い込み、肺の中で温められた息を出すことで、空気が体内の熱を吸収し、また体内で出来た熱を外に放出して身体の中を冷やす仕組みとなっています。

それがマスクを着用したままですと、吐いた息でマスクが温まっていまい、体温より低い空気を吸い込むのを阻害されるので、体内の熱を放射しにくくなって体温調整が妨げられてしまいます。

また、呼吸に負担がかかることで、横隔膜や肋間筋を普段よりも働かせることになり、運動しているのと同じ状態となってしまいます。
つまり、身体に熱を産生しやすいという事で、熱中症のリスクをあげてしまいます。

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今週、いつものように患者さんが経営しているお弁当屋さんへお昼ごはんを購入しに行ったときに、

体調悪いから、今日の予約はキャンセルしていい?

と患者さんに言われました。

どう体調が悪いのかを聞くと
・昨日から食欲がなくてずっとご飯を食べていない
・少しめまいや立ちくらみがする
・足は相変わらず、よくつる
といったことでした。

内科的なことなら管轄外なので、早めに病院に行くことを勧めてお店をあとにしました。

2日後にまたお店にお弁当を買いに行った際に、「体調はどう?」と尋ねると、

病院に行って血液検査したけど、問題なかったわ!
軽い熱中症にかかってると言われたから、点滴してきたよ。
今は、少しづつご飯も食べれるようになったし。

とのことでした。

環境省の熱中症予防情報サイトを見てみると、熱中症を引き起こす要因として、3つ挙げられています。
①環境
・気温が高い
・風が弱い
・急に暑くなった
・閉め切った屋内
などなど

②からだ
・高齢者や乳幼児、肥満の方
・糖尿病や精神疾患といった持病
・下痢やインフルエンザでの脱水状態
・二日酔いや寝不足といった体調不良
などなど

③行動
・激しい筋肉運動や慣れない運動
・長時間の屋外作業
・水分補給できない状況
などなど

これらによって体温の上昇と身体の調整機能のバランスが崩れることにより、身体に必要以上の熱がこもって熱中症を引き起こします。

患者さんの年齢が60歳前半で、多少ぽっちゃり体型
お弁当屋で働いているので、常に火の傍に居てることもあり、部屋の温度は外温よりも高いです。
また、今週に梅雨明けが宣言されたこともあり、外温は急に上がっています。
注文するカウンターでさえ、熱気で暑く感じるほどの店内、作業場はさらに暑くて風通しも悪いです。
そして、以前、治療中に足のむくみが気になるので、普段から水分補給はしっかりと取っているかを確認したことがあるのですが、コーヒーは飲んでるけど、あまり水は飲まないとのことでした。
そして、with コロナの常識で暑くても、常にマスクを着けて仕事をしてることが熱中症にかかってしまった要因ではないかと推察します。

また、熱中症になるとこういった症状がみられます。
軽度
・顔のほてり
・足がつる
・筋肉が痙攣する(痙攣は大腿四頭筋やハムストリングス、ふくらはぎに起こりやすいです)

熱中症の中でも熱けいれんという症状に分別されます。
一般的に体温の上昇はない状態です。
高温多湿の状況下で短い期間で大量の汗をかいた際に、それを大量の水分補給だけで済ませた場合に起こることがあります。
こういった症状がでる原因として、水分補給のみで汗とともに排出された塩分が補給されていないために電解質が不足して、筋肉が有痛性の攣縮れんしゅくをきたします。

この患者さんの場合、治療の主訴に「足がよくつる」といったことがあり、いつものことだと考えて熱中症に気付かなかった可能性があります。
また、顔のほてりも火の傍での仕事ですから日常的のことだったそうです。

応急処置として、速やかに安静にして水分補給と塩分補給をしましょう。
障害がでた筋肉はゆっくりとストレッチしてください。
痙攣と痛みがなくなったら大丈夫ですが、5分以上その状態が続くようなら医療機関を受診しましょう。

中軽度
・立ちくらみやめまい
・何度ふいても汗が大量にでる
・体温が高くなり、皮膚が赤く乾いている
・怠さや吐き気、頭が重い、頭痛

患者さんにお聞きしたところ、めまいや立ちくらみは初めてだったそうですが、大量の汗は常に出る仕事環境で、頭が重く、頭痛もたまに出るので、やはり熱中症とは結び付けにくかったようです。
お弁当屋さんを長年していて、熱中症にかかったことが一度もないと言っていたので余計にわからなかったみたいです。

熱疲労という状態です。
このとき、体温の上昇がみられます。
状態としては大量の発汗によって水分と電解質が失われて脱水した状態です。
身体の中では溜まった熱を放散させるために血管が拡張するので、循環血液量が減少します。

応急処置としては涼しい日陰で横になって、脳への血流確保のために足は挙上しましょう。
意識があれば、しっかりと冷たい水を補給し、頸部や背部、腋窩部などを氷で冷やします。
すぐに回復しても必ず医療機関を受診しましょう。

重度
・まっすぐ歩けない
・自分で動けない
・呼びかけに反応しない
・おかしな返答をする
・汗がでない

いわゆる熱射病といわれる状態になっています。
体温の上昇はうなぎ登りです。
脳の体温調節中枢が機能障害を起こしているので、体温調節ができなくなっています。
熱けいれん、熱疲労の症状がより進行した後に陥り、発汗の消失、意識障害が起こります。
体温も40℃以上に上昇し、全身の細胞障害が急速に進んで不可逆性の病態に陥ってしまします。

熱射病が疑われたら、速やかに涼しい日陰に移動させて、救急車を要請してください。
それまでに余分な衣服や装備を外して、冷たい水で身体を冷やしてください。
頸部や腋窩部、心窩部と下肢の間も氷でよく冷やしましょう。
意識があれば、冷水を飲ませてください。

従来の予防としては、涼しい服装や日陰の利用、日傘や帽子、そして水分・塩分補給ですが、
それに加えて、アフターコロナ・with コロナの世界では、

「人が半径2メートル以内にいてない状態ではマスクを外す。」
「マスクをつけていると、喉が渇いたことに気づきにくいので、いつも以上に水分補給を心掛ける。」

といったことを注意していきましょう!

とくに梅雨明けしたばかりのこの時期は急に蒸し暑くなるので、熱中症が多くみられる傾向にあります。
身体がまだ本格的な暑さに慣れていない状態で、体温調整機能である汗を上手にかくことができず放熱量が低くなってしまうことにより、体温をうまく調節できないからです。

高齢者の方や持病を持っている方が多く来院する場所ですので、この夏はいつにも増して喚起していきたいと思います。

必要に応じて装着しましょう。

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(参考文献:環境省 熱中症予防情報サイト)


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(2020年6月12日)

アフターコロナでの自律神経の乱れから来る症例が増えてます。岸和田まちの整体整骨院の考察

コロナ疲れから来る自律神経障害

緊急事態宣言がようやく解除され、それまで整骨院での治療を控えていた患者さんもちらほらと来院が増えてきました。

緊急事態宣言は解除されましたが、新型コロナウィルスによる恐怖が完全になくなった訳ではなく、マスクに手洗い、消毒は基本として、不要な外出はいまだに自粛したほうがいい状態です。

そんな中、患者さんに体調などを問診すると、ステイホームによる運動不足、ストレス、生活様式やビジネス様式の変化、またこの時期特有の季節の変わり目で体調を崩す方が増えているようです。

例年、この時期は気圧の変化や気温の変化に対応できないで、持病や片頭痛、自律神経障害がある方は症状が悪化しやすいのですが、それに輪をかけて、今回のコロナ禍によるステイホームによる運動不足、いつになったらこの事態が収束するのか判らないストレス、外出を控えることで以前よりもっとスマホ、ゲームなどのタブレット閲覧時間の長期化などで体調不良を訴えている方が多かったです。

また、普段よりもイライラしやすくなっている中で、ビジネス形態がテレワークになったことから家族と過ごす時間が長くなって夫婦喧嘩をすることが増えた方や先の見通しが不安で入眠障害や寝てもすぐに目が覚める睡眠障害になった方もいらっしゃいました。

変形性膝関節症の治療とリハビリで当院に通われている高齢患者の女性は、緊急事態宣言が出て外出を自粛するようになってから、精神的に不安定になり、元々難聴でしたが耳鳴りが酷くなったり、入眠障害がでたそうです。

また、ほかの高齢患者の女性でも緊急事態宣言による外出自粛中に元々の持病である心疾患から不整脈がでやすくなったり、片頭痛が酷くなったり、不安から睡眠障害になっていたとお聞きしました。

お子さんも同様にストレスから来る症状が増えていたと子供を持つお母さんからお聞きしました。
集中力の低下やおねしょが再び始まったり、寝つきが悪くなったりと様々な症状が報告されています。

こういった症状の原因は今までにない経験による不安や生活の制限から来るストレスの積み重ねで自律神経が乱れたことが起因すると思われます。

岸和田まちの整体整骨院では、東洋医学的アプローチからの鍼灸治療や手技療法によって、こういった自律神経障害にも対応しています。

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(2020年6月5日)

レクリエーション損傷でなりやすい症状。岸和田まちの整体整骨院の考察

踏み込みやジャンプ、ダッシュや着地でなりやすい

前回書いた「コロナ禍での運動不足解消が一大事に。」で紹介した「レクリエーション損傷」での来院が今週も多かったです。

それでどんな症状が多いのか、もう少し詳しく掘り下げたいと思います。

まずは「レクリエーション損傷」のおさらい。
レクリエーション損傷とは30歳代~40歳代の方でとくに昔にスポーツをしていた方が久しぶりにレクリエーションスポーツをした際に起こす損傷を総じて言います。
バレーボールやバスケットボールなどといったスポーツに多く見られます。

レクリエーション損傷をおこしやすい原因として、
〇加齢により俊敏な動きが出来なくなっている
〇運動不足による筋量・筋力の低下がみられる
〇準備運動の不足
〇関節の柔軟性が低下している

などが挙げられます。

レクリエーション損傷でよく起こる症状としてはこういったモノが挙げられます。

〇アキレス腱断裂
僕自身はまだ臨床の現場で診たことはことはありませんが、先日、アキレス腱断裂をした友人から色々とお話しを聞かせて頂きました。
アキレス腱断裂とは、言葉の通り、ふくらはぎにあるヒラメ筋と踵の骨をつなぐアキレス腱が切れて離れてしまうことを言います。

スポーツを行うときに発生しやすく、とくに踏み込みやジャンプ、ダッシュ、着地などの動作をするときのアキレス腱の収縮や伸張のさいに起こります。

起こりやすいスポーツの種目として、剣道、ボクシング、バトミントン、バレーボール、バスケットボール、サッカー、テニスが挙げられます。
友人はボクシングの練習中になったそうです。

また、高齢の方でも不意の転倒やベッドから落ちてしまったときにもアキレス腱断裂を起こす事例が報告されています。

受傷時には、後ろから物凄い衝撃と衝撃音がするのが特徴です。
友人の言では、「後ろから金属バットで殴られたみたいな感じ。」
と証言していました。

「実際に金属バットで殴られた経験があるの?」
と感じましたが、怖くて聞けませんでした。。。

柔道整復師が習う教科書では「POP音」といい、なにか破裂するような音がアキレス腱断裂発生時にはすると習いましたが、友人の話ではびっくりしてそんな音まで認識できなかったそうです。

また、足を引きずって歩くことはできたそうですが、つま先立ちは出来なったと教えてくれました。
これもアキレス腱断裂の特徴の一つです。

その特徴を生かしたアキレス腱断裂の検査法もあります。
トンプソン徴候といい、被験者を腹臥位にして、膝関節を90°屈曲させ、検者が下腿三頭筋を把握します。
アキレス腱断裂のない場合は足関節が底屈しますが、断裂している場合は底屈がみられず、その場合は陽性となります。

保存療法、手術療法のどちらも行われますが、手術療法のほうがやや再断裂率は低く、理学療法期間もやや短いようです。
保存療法を選んだ場合、足関節底屈位での4週間程度のギプス固定のあと、再受傷を避けるために、10~12週まで装具の使用が必要となります。

肉離れ
言葉の通り、筋肉の一部分が断裂した状態を言います。
しっかりとした準備運動をせず、ダッシュをするようなスポーツなどをすると、筋肉が硬いままなので筋収縮がうまく対応することができなくて断裂を生じてしまいやすくなります。

「ちょっと昔取った杵柄で久しぶりにしてみたら、「ブチッ」と嫌な音が聞こえた」

という事をレクリエーション損傷で来られた患者さんに伺ったことがあります。
普段はデスクワークに従事しているような方はとくに気を付けてください。

肉離れを起こしやすい要因としては
〇準備運動の不足
〇柔軟性の欠如
〇筋力の低下
〇関節の安定性がない
〇身体のコンディションが悪い
〇フォームがおかしい
〇天候
〇履いているシューズが合わない
などが挙げられます。

肉離れは全身のどの筋肉でも起こりえますが、好発部位として有名な場所はハムストリングス(大腿二頭筋、半膜様筋、半腱様筋)と大腿直筋、ふくらはぎ(腓腹筋)が多いです。

主な症状としては、疼痛(自発痛、動作痛、圧痛、ストレッチ痛)、硬結と皮下出血です。
断裂があると急性期では陥凹が触れれます。
損傷の度合いにより、1度(軽度)、2度(部分断裂)、3度(完全断裂)と分類できて、3度の完全断裂以外は保存療法で治療するのが主体です。

肉離れが発症した際は、まずは速やかに「RICE処置」と呼ばれる応急処置が大事です。
該当部位をアイシングして、手のひらやゴムバンドで圧迫し、挙上することで負担を減らして断裂や出血がそれ以上に起こらないようにします。

治療法は、先ほども述べましたが保存療法が主体です。
痛みがとれるまでは安静にしてください。
目安としては、軽度なもので3~4週間、重度なもので1~2か月はほどかかります。
また、手技療法やストレッチ、超音波療法で治療を行い、いち早く社会復帰できるように施術を施します。

捻挫
レクリエーション損傷で圧倒的に多い損傷といえば、捻挫ではないでしょうか?
スポーツ安全協会の調査でもスポーツ安全保険加入者で保険の支払いの対象者の怪我の内訳が捻挫がトップで全体の1/3を占めているそうです。
部位別では手指部と足関節がそれぞれ全体の3割と2割を占め、頭頚部、膝、足部、肩関節と続いています。
当院では、足関節の捻挫で来る方が多いので、そちらの話しでお話しします。

足関節捻挫はレクリエーション損傷だけでなく、日常的に見られる外傷です。
足関節とは距腿関節ともいい、脛骨、腓骨、距骨によって構成される螺旋関節です。
螺旋関節は一軸性関節、つまり1つの軸を中心とする運動のみを行う関節です。
つまり、一軸しかない可動域を違う方向に動かす(捻る)ことは出来ずに怪我の元となります。
この距腿関節を補強する靱帯が大きく分けると、外側側副靭帯と内側側副靭帯というのがあり、概ね捻挫といえば、外側側副靭帯損傷をいいます。

受傷機序は足関節を内返し(足底が内側を向く)によって起こります。
外側側副靭帯は前距腓靭帯、踵腓靭帯、後距腿関節で構成されていて、臨床的には前距腓靭帯の損傷が一番多いです。
症状としては、足関節の外側部に疼痛、腫脹がみられます。
また、数日たつと外果(外くるぶし)の下方に皮下出血斑がでます。
重症例では足関節の前方引き出し症状や距骨傾斜角の異常がみてとれます。
距骨傾斜角は正常で0°~6°、10°以上で不安定性が陽性とされています。
また、10°以上で健側比較±5°以上でも不安定性は陽性です。
5°~10°で前距腓靭帯の断裂を疑い、15°~30°では前距腓靭帯と踵腓靭帯も断裂している可能性があります。

治療法は肉離れの場合と同様に「RICE処置」が大事です。
まずは炎症を抑えるために保冷剤を濡れたタオルなどで巻いてアイシングをし、痺れや皮膚の変色が生じない程度の強さで外果にU字パッド(スポンジ)などで圧迫し、包帯固定とクッションなどを使い、患部を心臓より高く上げた状態にしましょう。
損傷程度によってはテーピングやプラスチックシーネなどで固定します。
また、患部を超音波療法によって炎症の除去、疼痛緩和をすることも有効です。
2~3週間後、固定を除去して腫脹の状況や不安定性の確認を行い、部分断裂の場合ではサポーターやテーピングを使用して後療法をしていきます。
なお、完全断裂では約6週間の固定が必要とされています。

足関節の捻挫でもう少し詳しく知りたい方はコチラを参照してください

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(参考文献:整形外科学 改訂第4版、解剖学 改訂第2版、柔道整復師学・理論編 改訂第5版、早わかり 解剖学ハンドブック)


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(2020年5月21日)



 

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