「年齢に負けない体と心を」〜高齢者の健康を守るために〜
高齢者の患者さんへ
いつまでも元気でいるために 〜
整骨院からのメッセージ〜
こんにちは!
岸和田まちの整体整骨院の山内です(^^)
整骨院に通われる方の中でも、
高齢者の患者さんは多く、その分、
さまざまな身体の不調を訴えるケースが
目立ちます。
「やっぱり年を取ったから、
こんなしんどいんかな〜」
そう言って来院される方の多くは、
年齢による変化や不調に不安を
感じておられます。
老化とは、生きていくうえで避けて通れない
自然の流れです。しかし、その過程で起こる
体や心の変化をきちんと理解することは、
不安を減らし、より良い生活を送る
第一歩になります。
老化現象について
老化は外見の変化と内面の変化、
2つに分けて考えられます。髪が白くなる、
肌にツヤがなくなる、
背が少し低くなるなどの
「外的老化」は、目に見える変化として
実感しやすいものです。
一方で、内臓の機能低下や筋力の減少、
細胞の再生力の低下といった
「内的老化」は、体が思うように動かなくなる、疲れやすくなる、
という形で現れてきます。
年齢を重ねると、日常生活ではなんとか
こなせていても、急な動きや環境の変化に
対応する「予備力」が少なくなってきます。
これが「最近しんどい」
「昔はこんなことなかったのに」といった
違和感の正体です。
また、新しい環境への適応力も落ちるため、
「変化を嫌う」「頑固になった」と言われるのも、自然な老化の一側面なのです。
高齢者に多い疾患の特徴
加齢に伴って起こる病気は多岐にわたります。
特に当院でよく見られるのは、
以下のような疾患です。
脳梗塞
日本人に多いラクナ梗塞では、
半身のしびれや構語障害が見られます。
日常動作に影響が出やすく、
行動範囲が狭まり、筋肉の拘縮や関節の硬化を
引き起こします。
高血圧
140/90mmHgを超えると高血圧とされ、
心疾患や脳血管障害のリスクが高まります。
糖尿病
日本人の糖尿病の多くは2型で、
特に40歳以降に増加します。
感覚障害を伴う場合は怪我や打撲に
気づきにくく、重症化することも。
骨粗鬆症・変形性関節症
骨がもろくなりやすく、
「歩くと痛い」が口癖の方が多いです。
動かないことで他の部位まで硬くなり、
悪循環に陥ることもあります。
これらの疾患に共通するのは、
「多病性」「慢性化」「再発・合併症が起こりやすい」という点です。
また、
「なんとなく体調が悪い」
「気分が落ち込む」など、
はっきりとした症状が出にくいことも多く、
注意が必要です。
廃用症候群の予防が大切
病気そのもので動けなくなるだけでなく、
「動かないこと」で筋力や気力が低下し、
寝たきりになるケースも少なくありません。
これを「廃用症候群」といいます。
筋肉は使わなければ細くなり、
機能を保つには日常的に少なくとも
最大筋力の20〜30%を使うことが必要です。
それを下回ると、筋力はどんどん低下します。
また、身体だけでなく精神面でも、
閉じこもりや意欲の低下、うつ状態、
認知機能の低下へと繋がっていきます。
だからこそ、「少しでも動く」
「人と関わる」ことがとても大切です。
心と身体、両方を元気に
岸和田まちの整体整骨院では、
身体の治療はもちろん、患者さんの心にも
寄り添うことを大切にしています。
「今日は痛いからやめとこう」ではなく、
「今日は誰かと話したいから行こう」と
思っていただけるような、
温かい場所でありたいと考えています。
もしご家族や身近な方に、最近元気がない、
外に出たがらない方がいらっしゃれば、
ぜひ一度一緒にいらしてください。
人とのふれ合いが、心と身体の元気に
つながります。
では、また次のブログでお会いしましょう👋
(参考文献 : リハビリテーション医学 改訂第3版、一般臨床医学 改訂第3版)
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(2025年5月15日)
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