過活動膀胱は女性に多い?ということをわかりやすく岸和田のベテラン鍼灸師が解説
こんにちは~!
岸和田まちの整体整骨院の山内です(^^)
今回は、過活動膀胱について
お話していきますね!
CMなど、耳にしたことあるという方も
いらっしゃるかと思います。
過活動膀胱は
「膀胱炎」とは異なり、
膀胱自体が過敏になっている状態を
指します。炎症が原因ではなく、
膀胱の収縮が過剰に起こるために
起こる症状です。
過活動膀胱の主な症状は、
尿意切迫感:急に強い尿意が生じ、
我慢できない
頻尿:昼間に8回以上トイレに行く
夜間頻尿:夜中に1回以上
トイレに起きる
尿失禁:尿意を感じたときに
漏れてしまう
などの症状が表れます。
過活動膀胱の原因は
さまざまですが、
加齢により膀胱の筋力が低下、
ストレスからの自律神経の
乱れが影響していたり、
骨盤底筋の弱化、
出産や加齢で筋肉が緩む
神経系の異常、脳梗塞や
パーキンソン病などの
神経疾患、
生活習慣からのカフェインや
アルコールの摂取が多い
などがあります。
「膀胱炎」と違って、
細菌感染が原因ではないため、
抗菌薬は効きません。
ストレスや生活習慣の改善が
カギとなります。
◯過活動膀胱女性に多い?
過活動膀胱は女性に多いと
いわれています。
原因はいくつかあります。
女性は妊娠・出産を
経験することで、
骨盤底筋が緩みやすくなり、
骨盤底筋が弱まると、
膀胱や尿道を支える力が低下し、
膀胱が不安定になって過活動を
引き起こしやすくなります。
そして、男性と女性の違いとも
言えますが、
女性の尿道は約3~4cmと短く、
男性よりも膀胱に直接影響が
及びやすいため、
ちょっとした刺激でも
過活動が起こりやすいです。
◯ ホルモンバランスの影響
更年期になると
女性ホルモン(エストロゲン)が減少し、
膀胱や尿道の粘膜が薄くなって
刺激に敏感になります。
その結果、頻尿や尿意切迫感が
出やすくなります。
また、ストレスや自律神経の
影響もあります。
女性はストレスに敏感で、
自律神経の乱れが
膀胱の働きに
影響することがあります。
特に緊張や不安が強い人は、
膀胱が過剰に
反応してしまうことが
多いです。
加齢や筋力低下も
原因のひとつです。
加齢により骨盤底筋や
膀胱周囲の筋肉が弱くなり、
尿意をコントロール
しにくくなるため、
過活動膀胱のリスクが増します。
女性特有の骨盤底筋の弱化や
ホルモンバランスの変化が
大きく影響しているため、
男性よりも過活動膀胱に
なりやすいのです。
骨盤底筋トレーニングや
ストレスケアが効果的なので、
気になる場合は少しずつ
取り入れてみるといいですね。
過活動膀胱を予防・改善するためには、
生活習慣や筋力強化が
ポイントです。
☆ 骨盤底筋トレーニングを取り入れよう!
骨盤底筋(ケーゲル筋)を
鍛えることで、
膀胱を支える力を強化します。
◯やり方:
1. 尿を途中で止めるような感覚で、
膣や肛門周囲の筋肉を
ギュッと締める。
2. 5~10秒間キープし、
その後リラックス。
3. これを1セット10回、
1日2~3セット行う。
ポイント:
息を止めずに自然呼吸で行う。
お腹やお尻の筋肉は使わないように
意識しましょう。
☆生活習慣の改善
カフェインやアルコールを控える。
これらは膀胱を刺激し、
頻尿を引き起こすことがあります。
コーヒー、紅茶、緑茶、
炭酸飲料などは控えめにしましょう。
☆水分摂取量を調整する
日中にしっかり水を飲み、
寝る前の水分は控えめにすると
夜間頻尿を防げます。
☆トイレ習慣を見直す
過度にトイレに行かない
頻繁にトイレに行きすぎると
膀胱の容量が減り、
さらに頻尿が悪化します。
トイレを我慢しすぎない範囲で、
2~3時間に1回程度を
目指すと良いですね。
ストレスが原因で膀胱が
過敏になることもあります。
就寝前に心を落ち着ける
ルーティンを作るのも効果的です。
そして、
体を冷やさないようにすること!
下半身が冷えると膀胱が
刺激されやすくなります。
防寒対策もわすれずに!
春夏秋冬どんな季節でも、
足元やお腹は冷えを感じやすいです。
腰回りや下腹部を温めると良いです(^^)
腹巻きやレッグウォーマーを
使うのもおすすめです。
◯過活動膀胱と鍼灸治療
過活動膀胱に対する鍼灸治療は、
膀胱の過敏を抑え、
骨盤底筋を強化し、
自律神経を整えることを
目的としています。
お灸を使って奥から温めてあげるのも
良いのですが、
ツボ押しでもセルフケアができるので、
いくつか効果的なツボを紹介しますね。
◯過活動膀胱に効果的なツボ
1. 中極(ちゅうきょく)
場所:おへそから指4本分下(恥骨のすぐ上)
効果:膀胱炎や頻尿、
排尿困難に効果がある
押し方:
両手の指先で軽く押し込み、
円を描くようにマッサージ
1回30秒ほど、1日2~3回行います。
2. 関元(かんげん)
場所:おへそから指4本分下
効果:膀胱の働きを整え、
冷えや頻尿に効果的
ホットパックで温めてあげるのも
おすすめです✨
押し方:
ゆっくりと指で押し込み、
心地よい強さでキープ(10秒)
3回ほど繰り返す
3. 三陰交(さんいんこう)
場所:内くるぶしの中心から指4本分上、
骨の後ろ側
効果:ホルモンバランス調整や
自律神経安定、頻尿改善
月経痛にも。
押し方:
親指で少し痛気持ちいいくらいの
強さで押す。
1回3秒、5~10回繰り返す
4. 腎兪(じんゆ)
場所:腰のくぼみ、ウエストラインの
背骨から左右指2本分外側
効果:腎機能を高め、
頻尿や冷え性を改善
押し方:
両手の親指で押しながら、
腰を前後に軽く動かす
1回5秒、5~10回行う
☆鍼灸治療のポイント
膀胱経や腎経を中心に刺激することが
多いです。
自律神経を整える施術を
併用することで、
ストレス性の過活動膀胱にも
対応します。
鍼灸治療では、冷えや血行不良を
改善する施術も行われることが多いです。
◯セルフケアとしてのツボ押しのポイント
お風呂上がりなど、
体が温まっているときに行うと
効果的です。
呼吸を意識しながら
リラックスしてみてください(^^)
自律神経も整いやすくなります。
強すぎず、程よく痛気持ちいい程度で
押すのがポイントです(^^)
ツボ押しや鍼灸治療を取り入れつつ、
骨盤底筋トレーニングやストレスケアも
併せて行うとより効果的です。
気になることがあれば
当院にご相談下さいね!
では、また次のブログでお会いしましょう👋
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(2025年3月13日)
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