宅飲み。シェリー編

緊急事態宣言中につき、宅飲み継続中

「もう少しで緊急事態宣言も解ける!」
「それまでは大人しく宅飲み!」
を遵守して結構な日にちが立ちましたね。さて、今回は「シェリー」について語ってみたいと思います。
シェリー。
スペインのお酒です。
分類としてはワインの一種です。
ワインといっても、製造の途中でブランデーを添加したアルコール強化ワインで、発酵の過程で「フロール」と呼ばれる特殊な酵母が付くので、普通のワインと違って特有の風味があります。歴史的にはスペインのアンダルシア地方に約3000年前にワインの製法がギリシャ人によって伝えられて、その後、中世に入り、外国への貿易で航海中の腐敗を防ぐ目的でアルコール度数を高くしたのがシェリーの始まりです。
主にイギリスでの人気が高く、「シェリス・サック」の名前で親しまれました。ちなみにシェリスはアンダルシア地方にあるへレス・デ・ラ・フロンテーラの街の名前を意味し、サックは輸出を意味します。
16~17世紀に活躍したイギリスの劇作家、ウィリアム・シェイクスピアの作品にも「サック」をして登場しているので、相当古い時代から親しまれているのがわかります。シェリーは製法の違いから「フィノ」と「オロロソ」という2つのタイプに分かれます。
フィノは軽い口当たりの辛口が特徴です。
我が家ではこちらがメインでテーブルにサーブされます。
フロールを発酵させるので、独特の酸味があり、アルコール度数は大体15.5~17度程度で飲みやすのが特徴です。オロロソはフロールを発生させずに造られるので、強い香りの辛口となります。
バーなどでゆっくりとグラスを傾けたい時に飲んでいます。
熟成期間が長いので、まろやかでコクのある味わいです。
アルコール度数は18~20度とフィノより高めです。

我が家で一番飲まれているのは「ティオ・ぺぺ」というゴンザレス・ビアス社から出ているもの。
ドライシェリーの代名詞ともいえる世界的に有名なお酒です。
ちなみに意味は「ぺぺおじさん」。
なんかほっこりしてしまいますが、味はすっきりとした辛口で僕的主観では「ポカリスエットにアルコールが入った感じ?」です。
10年ほど前は月にダースで消費してましたが、今は翌日に残らない程度に愛飲しています。
外食と共に楽しむお酒が楽しめない時期、いつもと違ったお酒を楽しむのも良い思います。
そんなお酒好きの新たなフェイバリットになることを願って書いてみました。

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(参考文献:はじめてのシャンパン&シェリー)


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(2021年9月24日)



 

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