足関節の捻挫。だんじりで1番多い怪我を岸和田まちの整体整骨院がサポートします。

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久しぶりに巻いたら、とても汚くてビックリ!

足関節捻挫

今週末にだんじり祭りが岸和田であるそうです。そのための練習で足関節の捻挫して来院してる方が急増中です。

そんな訳で今回は足関節の捻挫について書きたいと思います。

こんばんは!岸和田まちの整体整骨院の宮河です。

普段、特にスポーツをするでもなく過ごしている方が祭りのために走り込みをして起きてしまう捻挫のほとんどが外側側副靭帯損傷、足を内がえしにすることによって発生します。

外側側副靭帯とは解剖学的に言うと

①前距腓靭帯ー外果の前縁から起こり距骨頚の外側部に付く。踵腓靭帯・後距腓靭帯とともに距腿関節の外側を 補強する。

②踵腓靭帯ー外果の下縁から起こり踵骨の外側に付く。

③後距腓靭帯ー外果窩から起こり距骨後突起の外側結節に付く。

の3つを指し、大体は前距腓靭帯を損傷するのが一番多いです。

症状としては足関節外側部、外果部前方から下方に強い腫脹が出来、完全断裂ともなると数日後に外果下方に皮下出血班が出現します。

もちろん、外果前下部を押すと圧痛も出ますし、足部の内返し運動を強制すると疼痛は増強します。

断裂してれば、靭帯部に陥凹を触知することもあります。

こういった捻挫の場合、損傷度を1度から3度で表し、

⑴断裂がなければ1度

⑵部分断裂で2度

⑶完全断裂で3度

となります。

RICE処置

局所の閉鎖性損傷の全てに該当する初期処置の概念
R→Rest(安静)

I→Icing(冷却)

C→Compression (圧迫)

E→Elevation(挙上)

軽重に関係なく初期では、RICE処置の原則に従い冷罨法を行い、外果部に圧迫沈子を当てて、包帯固定と高挙を施します。

損傷程度によりテーピングや金属副子で固定していき、2〜3週間後に固定を除去し状況を確認します。

⑴靭帯断裂のないもの
RICE処置を行います。

⑵前距腓靭帯の部分断裂完全断裂単独の場合
①RICE処置を行います。

②足関節外反位で絆創膏固定を行います。場合によってはギプス固定や装具、合成樹脂製キャスト材を使った固定をする事もあります。

③固定を行った上で松葉杖による免荷歩行または部分荷重歩行が許可されます。

部分断裂ならば3週間ほど固定した後、さらにテーピングをして後療法をし、完全断裂なら6〜8週間固定が必要となり、固定後から後療法が必要です。

外側側副靭帯の完全断裂
①RICE処置を行います。

②足関節0度位にして踵部は中間位かやや外反位とし、下腿近位部以下をシーネまたはギプス固定を行います。

③患肢荷重は禁止です。松葉杖による免荷歩行となります。

④必要に応じて靭帯縫合術などの観血療法が行われます。

外側側副靭帯の完全断裂では6〜8週間の固定期間が必要となり、固定後から後療法となります。

これらが完全断裂かそうでないかを判断するのに前方引き出しテストと内反動揺テストを行います。

前方引き出しテスト

手で下腿遠位部を持って、もう一方の手で踵部を後方から前方に引き出すように圧迫し、距骨に内旋を加えて距骨と外果前方との間に間隙が触知できるかをみるテスト

内反動揺テスト

下腿遠位部を支えもう一方の手で足背側を持って足部に内反強制すると距骨と外果先端の間に間隙ができるかをみるテスト

どちらも捻挫してる足にするので痛いですよ〜。

後療法は1週間ほど冷やした後、急性症状軽減と判断できれば温熱療法をし、固定中は近位部に誘導マッサージを実施し、足趾部の運動を積極的にしてもらう。

固定除去後は物理療法、手技療法をしてプラス足関節の背屈、底屈の自動運動を指導し、関節拘縮の改善と筋力増強訓練をしてもらいます。それでやっと日常に復帰となります。

捻挫が治癒したかの判定は
①腫脹・疼痛の消失はされているか?
②運動痛(足関節の内返し)の消失はされているか?
③関節可動域の回復
を考慮して医療者が判断します。

自分で「もう大丈夫そうやし、練習に復帰しようかな?」と考える方もだんじり男子に多かったので、そういった場合は、予後が悪くなっていました。

予後

固定の不備や固定期間が短いと靭帯が十分に修復されず、足関節の不安定性を残します。
不安定性を残した場合、日常生活で捻挫を繰り返したり、外傷性関節症になることもあるので注意が必要です。

また、「だんじりの練習が忙しくて治してるヒマなんかないねん!動けるようにだけしてくれ!」
といった方も何人かいらっしゃいました。

たかが捻挫と放置していると陳旧性外側靭帯損傷という症状に移行します。
特徴として
①疼痛が前距腓靭帯や踵腓靭帯のほかに、足根洞や内果関節裂隙にも圧痛が認められる。

②不安定性が明らかなことも多い。

③前方引き出し症状・内反動揺性がみられる。

④靭帯の断裂はすでに吸収されて修復は望めない。

この場合は治療として、疼痛などに対する対症療法が行われます。
また、不安定性に対してはテーピングや筋力強化などにより反復する捻挫を防止する必要が出てきます。

不安定な状態が持続すると、軟骨に変性を招き、外傷性関節症へと移行する確率が高くなります。

テーピング法

足関節捻挫をした際に一番、整骨院でする固定法がテーピングです。
安静にしてもらうための固定方法や痛いけどまだ、祭りに参加するために最小限の固定でなど様々な患者さんがいらっしゃいます。
ここでは安静を促す巻き方を紹介しておきますね。

基本編:足首が動かないように安静を求めるテーピングです。
用意するものーアンダーラップテープ、テーピングテープ(非伸縮性)38mm
1)アンダーラップ
足首を直角に保った状態で足の甲から足首に向かってアンダーラップを巻いていきます。
内果から握りこぶし1つ分上ぐらいまで巻きます。

2)アンカー 2本
テーピングテープを内果の握りこぶし1つ分上ぐらいの所から2本巻きます。
1本目は、皮膚に半分かけてやや強く1周巻き付けます。
2本目は、1本目の下3分の1程度重ねて1周巻きます。

3)スターアップ 3本
足の内側から外側に貼るテープです。
内反した足首を3本のテープで外側に固定する役割があります。
まず、1本目のアンカーの上端からかかとに向かって貼りはじめます。
内果の後ろ半分が隠れるように、足の裏に対して垂直の方向にテープを貼り、踵の下を通して外側に向かって強く引っ張りながら外側のアンカーまでテープを貼ります。
2本目は1本目のスタートアップの前側に5mm程度重ねるようし、斜め下方向に向かってテープを貼りだします。
踵の下で1本目とクロスし、外側に向かって1本目よりはやや弱く引っ張りながら貼り付けます。
外側では2本目のスタートアップが1本目より後側にテープが出ます。

4)ホースシュー 3本
両側からスタートアップを補強するテープです。
アキレス腱が踵の骨にくっついている部分に1本目のテープの中央を通して貼り、2本目、3本目は3分の1づつ足首の方向に向かって重ねて貼っていきます。
外側・内側共にスタートアップより2~3cm出して貼ります。

5)サーキュラー 3本
ホースシューを巻き終えたら、1周巻くテープをホースシューとどうようにアキレス腱側の面に垂直になるように貼っていきます。

6)フィギュアエイト
足首に安定感を持たせるテープです。
外果からスタートして、足の甲の真ん中にテープの中心を通して巻きます。
そのままに内側から足の裏を通して外側へもっていき、足の甲の上部にテープの中心をクロスさせて、最後はアキレス腱を通ってスタート位置に戻る。

内反捻挫をして安静を促すテープについて書きましたが、
「まだ、走り込みしなアカン!」
という方のテーピング方法もありますので、まずはご相談ください。

だんじり祭りをこよなく愛する皆様、くれぐれも無理をしない程度で楽しんでください!余りにも自分の身体よりだんじり祭りを優先した行為に度肝を抜かれたので今回はこんなお話になりました。

少しでも足関節に違和感を感じたら南海本線和泉大宮駅を降りてすぐにあるまちの整体整骨院までお越しくださいね。

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