肩関節前方脱臼について。岸和田まちの整体整骨院の考察

岸和田まちの ブログ&お役立ち情報

肩関節の脱臼

先日、応援に行ったグループ院に新しく入った鍼灸師さんから以前に合気道の練習で右肩が亜脱臼して今でも痛いというお話しを聞きました。

こんにちは、岸和田まちの整体整骨院の宮河です。

今回は肩関節前方脱臼についてお話ししたいと思います。

肩関節前方脱臼は外傷性肩関節脱臼の9割を占めるといわれてます。

その筋力中でもダントツ1位は烏口下脱臼です。

肩関節脱臼自体が脱臼の中で1番起こりやすいので烏口下脱臼がキングオブ脱臼といってもよいでしょう。

発生頻度が多い理由として

1)上腕骨頭に対して関節窩が極端に小さく浅い

2)各方面に極めて広い可動域を持つ

3)関節包や補強靭帯に緩みがある

4)関節の固定を筋肉に依存している

5)体表面上の突出した部分のあるので外力を受けやすい

と定義されています。

発生機序の多くは介逹外力によるもので

1)転倒して手掌をついて肩関節に過度の伸展力が加わったり、

2)肩関節過度外転により上腕骨近位端部が関節窩上縁か肩峰に衝突してテコの原理で外れたり、

3)物を投げる時の自家筋力でも起こり得ます。

僕自身、学生時代に柔道の授業で烏口下脱臼を経験しました。

見た目的な症状は腕は軽く外転内旋位で上腕を胸壁につけても手を離すと、すぐに元の位置に戻ってしまう弾発性固定が見られます。

三角筋の膨隆は無くなり、肩峰が角状に突出して三角筋胸筋三角が見えなくなります。

肩峰下には何も触知できず、烏口下に骨頭を触知でき、骨頭の位置異常がわかります。

僕が脱臼した時に感じたことは、左腕が右腕と比べて異常に長く、肩が角ばっており熱を持っていました。

肩自体は動いていたので完全には外れてなく不全脱臼でした。

不全脱臼とは関節面が部分的な接触を残して不完全に転位したものを指します。

整復法はたくさんあるんですがここでは有名なもの2つを紹介します。

コッヘル法

  1. 軽度外転位の上腕を長軸方向に末梢牽引しながら側胸壁に接近させ、末梢牽引を持続しながら上腕を外旋させます。
  2. 牽引の手を緩めず外旋位のまま前胸壁を滑らすように肘を正中面に近づけながら前方挙上します。
  3. 患側手掌が顔の前を通り健側の肩にくるように内旋して終了です。

ステイムソン法

  • 患者をベッドに伏臥位に寝かせ、患肢をベッドの端から下垂させ、10〜15分程度、10kg程度の重りを付け牽引すると自然と整復されます。

固定は約3週間行います。

後療法として

最初の1週間は冷湿布をし、1週間後から温熱療法、手技療法を行い、手指、肘関節の自動運動をしていきます。

2週間目からはコッドマン体操(振り子運動)をして行きます。

この時、注意するのが中年層以降の患者は五十肩、凍結肩の発生率が高いです。
僕はこれを怠ってしまい、見事に五十肩になりました。

3週間で固定を除去し、再発防止の為に外旋・外転運動は制限し、最低2カ月間はスポーツ活動は禁止です。

さて、序文で紹介した鍼灸師の先生なんですが、残念ながら整復することは不可能でした。

脱臼をしたのが数週間以上前ということで、陳旧性脱臼に分類され徒手整復不可能とされているからです。
検査の結果、関節が狭窄して五十肩になっていました。
そちらを重点的に治していくのが先決なようです。
狭窄して肩関節のレントゲン写真がコレです。

 

岸和田まちの岸和田まちの整体整骨院ではベテラン柔整師が脱臼、脱臼の後療法に自信を持ってお待ちしてます。

自分自身も経験してるので辛さもよくわかります!

お悩みの方は是非お越しください。

今すぐまちのへGO!

(参考文献:柔道整復学・理論編 改訂第5版)