その症状・・・実は。和泉大宮駅近くの岸和田まちの整体整骨院で働く筆者の最近の出来事

ブログ&お役立ち情報

よく聞くと実は

病院で診断を受けた病名が実は違った病気で症状が進行して大変な事になった、なんて話しは整骨院で働いているとよく聞く話です。僕自身も以前に誤診をされて2年間ほど闘病生活をしていた事があるので、こういった話しを聞くとやるせない気持ちになります。今回のお話しは僕が行きつけにしている居酒屋で聞いたお話しです。

年の瀬が迫り仕事が推して帰りが遅くなったので、いつもの居酒屋さんで晩御飯を食べようと店に入り席に着きました。カウンターが主体のお店で駅地下にあるため、一杯飲んで帰るサラリーマンでいつもいっぱいな大衆居酒屋です。まずは生ビールを注文し、今日のおススメをチョイス。あん肝とカニみそ、焼き鳥を頼んですかさず来た生ビールをグビっと煽ります。仕事終わりのアルコールが五臓六腑に染み渡る快感に歓びを感じながら料理が来るまでの無聊をパイプタバコを燻らせながら待つ事数分。やっときました、あん肝ちゃん!カウンター前の一段高くなった台に置かれたそれを手に取ろうとするとなぜか隣の人が立ち上がって覗きこんでます。
「何してんの?この人?」と思ってると、
「あん肝、1つ!」と言い、


「以前に注文した時、量が少なくてガッカリしてんけど、今見たらいっぱい入ってるからビックリして立ち上がってみてもうたわ、ゴメンね。」との事。
その方を観察すると、50歳前後の妙齢の女性(Aさん仮)でバックパッカーぽい服装。キャリーケースを背後に置いてるが以前にもココで見た記憶があるので旅行帰りかな?と思い、
「旅行の帰りです?」と聞いてみた。
「両肘、特に左肘に痛みがあって力が入れへんから仕方なしにキャリーケースを鞄がわりに使ってるの。」
僕の想像の斜め上の返事でした。
病院に行ってみた?との問いに、自分の現在の状況を教えてくれました。
看護師として20年ほどのキャリアがあり、現在、某大学病院に勤めている事。そこで、名医と言われるドクターに診察してもらい、関節の炎症を起こしているので痛みがあるので関節の動きが悪いと診断されたそうです。血液検査では異常は確認できず、痛み止め薬だけを処方されたと言われたので、
「整骨院に行ってみたら?」と提案してみました。僕自身、整骨院で働いているからその症状やったら力になれるかもと告げてみると、
「整骨院は行くだけ無駄やと思うわ。私自身、医療に長い事携わってきたから整骨院案件じゃないのはわかるもの。私の今の症状をあげていくと朝に指のこわばりが30分ほどあって、肘と足関節、PIP関節に腫脹があり、対称性に腫れている。もう一週間以上はそんな症状で診察結果が炎症っておかいしよね!医療系の仕事してたらこの症状で何を思いつく?」
医療系の勉強をしてきた人間なら誰もがこう答えるのではないでしょうか?
「関節リウマチ?」
「それ!ウチの大学の先生、プライドが邪魔するのか初診の診断を変えてくれへんかってもしかしたら膠原病の可能性はあるけど関節リウマチではないって言い張るんよ。めっちゃ説得してリウマトレックスだけは処方してもうてんねん。今、自分でリウマチ体操とかで対処してこわばりが徐々時にマシになってきてんけど、もう肘が変形してもうて元の身体に戻らんから腹たつわ。」

ここで、疾患概念として関節リウマチ(RA)とは多発関節炎を主症状とする原因不明の全身性炎症性疾患をいいます。主に20〜50歳代に発症し、性比はほぼ3対1で女性に多い。
症状は手関節、中手指(MP)関節、近位指節(PIP)関節の腫脹・疼痛で発症することが多い。関節症状は左右対称に起こることが多く、朝のこわばりを訴えることが特徴です。手の他に足関節、中足趾(MP)関節に症状を訴えることが多く、ついで膝関節・肘関節に多い。症状が進行すると、手指の尺側偏位、スワンネック変形、ボタン穴変形、外反母趾、足趾の鷲爪変形などの特有の変形をきたします。
関節以外には滑膜が存在する腱の周囲に腱炎や腱鞘炎を起こすことがあり、肘頭部、坐骨結節部、後頭部などの骨突出部に皮下結節(リウマトイド結節)ができます。
診断はRAは原因不明の疾患なので特異的な検査法はないです。そのため、診断には特徴的と思われる症状や検査所見を集めて、それをもとに診断を下す方法がとられています。

日本では厚生省が早期リウマチの診断基準として
1,朝のこわばり 15分以上 1週間以上
2,三つ以上の関節の腫脹 1週間以上
3,手関節またはMP関節またはPIP関節の腫脹
または足関節またはMTP関節の腫脹 1週間以上
4,対称性腫脹(軟部組織紡錘状腫脹) 1週間以上
5,リウマトイド因子
6,手、足のXPでの骨萎縮
以上、6項目中4項目に当てはまる場合、と定義されています。

「ちょっと肘、触ってみて!皮下結節が解るから!」
言われるがままに触ってみます。
実は関節リウマチを触るが初めてなので比較対象がなく、難しい。とりあえず、自分の肘を触りつつ、正常な肘と何が違うかを触診。肘の生理的角度より違うのはわかるがハッキリとは分かりづらい。。。
「今は触られて痛いの?」
炎症からの痛みを確認してみる。Aさんには悪いがこんな貴重な臨床経験は貴重なのでいっぱい質問してみよう。
「痛いよ!毎日、飲まんと無理なぐらい。アルコールがワタシを癒やすってぐらい飲んでるよ。」
逆効果な気はするが同じ酒呑みとして気持ち理解できる解答です。
「あんまり、こんな臨床経験ないやろ?手を見て次にワタシの顔と身体見てなんか気づいたことない?」
じっと見てみるがキレイな顔立ちしてるとかじゃないんやろな。
手を見て触ってみます。感想は手首がめちゃ細い!
顔の全体を客観的に観察してみます。まあ、手の細さの割には丸いかな?
体型は服をコレでもかと着込んでいるので分かりません!
「分かりずらいわ、答えは何?」
「Moon face!薬の副作用で顔と身体がパンパンになってんねん。手を見たら分かるやろ!
手首がこんなに細いのにアンバランスやん。以前はめっちゃ細かってんから。」

Moon face、日本語で満月様顔貌。
学生時代に習いました。確かクッシング症候群、あるいは副腎皮質ステロイド薬を大量に長時間服用する人が副腎皮質ステロイドホルモンの影響で顔全体が丸くなって、赤鼻で多毛になっちゃう症状で中心性肥満の一種やったかな。リウマトレックスの副作用でも満月様顔貌になるのは知りませんでした。腎臓への副作用があるのは覚えているからそのせいかな?整形外科で働いていたら見る機会があるやろうけど、整骨院勤務じゃ見る事ないなあ〜。

「今の勤務先の病院じゃなくて、セカンドオピニオンとして他の病院で診てもらったら?」
なんか薬だけ処方して自分の診断を曲げないAさんの主治医に対して、昔に僕自身が被った誤診を思い出し
そう提案してみます。

「私も20年近く看護師してるから知識はあるし、リウマトレックスを飲んでも遅効性やから効果が出るのは数ヶ月後やから経過見てるところ。ただ、この痛みがなあ〜。肘痛いからカバンも持たれへんし、膝痛いから関節を固定するためにロング ブーツ履いて無理から歩けるようにしなあかんし。冷えもヒドイから腕とふくらはぎをめっちゃ温めなあかんしなぁ。レイノー現象まで出てるんかなあ〜。」

レイノー現象。また、学校でしか習わない単語出てきました。
寒冷にさらされた場合に発作的に四肢抹消に乏血状態が起きて皮膚が蒼白になったりチアノーゼになって、回復すると逆に充血と発赤が起こる現象ですね。強皮症、頸肋、前斜角筋症候群、振動工具の常用、閉塞性動脈疾患、レイノー病でみられると教科書に載ってました。あっ、頸肋や前斜角筋症候群は整骨院にも来る症状やから覚えとこう。

「なんかボロボロやなあ〜。ところでさっき言うてたリウマチ体操って知らんねんけど、どんなんなん?」

次回に続く

岸和田でリウマチの症状にも対応する岸和田まちの整体整骨院

当院では、医療機関との提携により鍼灸の施術を保険を使ってさせていただいてます☆

鍼灸のページはこちら!