梅雨で頭痛の方が増えてます。

気圧の変化から来るストレス頭痛

今年はとっても早い梅雨入りで、普段よりも頭痛を愁訴として訴える方が多いです。

頭痛と一口に言いますが、色々なタイプがあり、大きく分けると「一次性頭痛」と「二次性頭痛」に分けられます。
「二次性頭痛」は何らかの疾患があって、そのことが原因で起こる頭痛ですので、その場合は専門機関でしっかり見てもらいましょう。

今回は「一次性頭痛」。
その中でも「緊張性頭痛」についてのお話しです。

「一次性頭痛」とは慢性的な頭痛で、
①片頭痛
②緊張性頭痛
③群発頭痛
に分類できます。

その中でも緊張性頭痛がもっとも多い一次性頭痛と言われています。

頭を囲んでいる筋肉や頸肩周りの筋肉が過度に緊張して、血管が収縮し、血流が悪くなることが原因で起こる頭痛です。
一日中、頭の重さや締め付けられるような圧迫感が特徴です。
ストレスからも起こりやすい事から「ストレス頭痛」とも言われています。

ストレスには自律神経の「交感神経」と「副交感神経」が多分に関与するのですが、梅雨の時期の急激な気圧の変動で耳の奥にある内耳にストレスがかかり、自律神経のバランスを崩すことで頭痛を発するようです。

とくに「交感神経」が優位になり過ぎると、痛みの神経を刺激して頭痛を誘発します。
ちなみに「副交感神経」が優位になり過ぎる場合は倦怠感を感じます。

これらの症状改善に当院では手技療法はもちろんですが、鍼灸療法も併用して早期の回復に当たっています。

いくつか頭痛に効く経穴(ツボ)を紹介しましょう。

肩井けんせい
肩のほぼ真ん中で筋肉が盛り上がってるところ。
効用は頭痛に肩背中痛乳腺炎、難産に効果があるとされています。、

風池
後頭部の下部で身体の左右にあります。
胸鎖乳突筋と僧帽筋の間の窪みで、耳の後ろにある出っ張った骨(乳様突起)の後ろから手の指2本分後ろの後頭骨の窪みにあります。
効用は頭痛はもちろん、そのほかにもめまいや頚痛、涙目、鼻血、難聴、感冒に効くとされています。

安眠
耳の後ろにある出っ張った骨(乳様突起)の下と風池を結ぶ線上の中間点にあります。
効用は頭痛に不眠、めまい、高血圧に効果があるとされています。

ご自分でも5秒ほどゆっくりと押し続けて離すを繰り返すと効果が実感できると思います。

同じような症状でお悩みの方は是非、

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(参考文献:東洋医学 基本としくみ)


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(2021年6月4日)



 

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