背中の硬いの吸い玉治療で楽になりませんか?岸和田まちの整体整骨院の考察
背中の疲れがなかなかとれないのは。
なんてことを患者さんからよく聞きます。
疲労から来るものや代謝障害、内臓から来る冷え性、同じ動作を繰り返すことによるオーバーユーズなどが背部痛の原因として挙げられます。
これらの原因から来る背部痛には手技療法による筋肉の弛緩が有効です。
ただ、手技療法で筋肉の弛緩をしても直ぐに元に戻ってしまう事があります。
その最も多い原因として自律神経の乱れが考えられます。
この場合は交感神経が過剰に働き、興奮状態に常に身体がさらされていると考えられます。
自律神経
自律神経には交感神経と副交感神経がある。
交感神経は胸腰系ともいい、胸髄と腰髄から出て心拍数上昇、血管の収縮、胃の運動時の低下と収縮、腎臓でレニン分泌、膀胱の弛緩と収縮、眼の散瞳、気管の弛緩、立毛筋の収縮、外分泌腺の唾液腺と消化腺・汗腺を支配し代謝として肝臓や脂肪・インスリン分泌にも関係している。全身に分布している。
副交感神経は頭仙系ともいい、脳幹と仙髄から出て心拍数の低下、冠状動脈・脳の動脈の拡張、胃の運動時の上昇と弛緩、膀胱の収縮と弛緩、眼の縮瞳、気管の収縮、唾液腺・涙腺・消化腺の分泌、肝臓でグリコーゲン合成、インスリン分泌の促進に働く。内臓のみに分布する。
多くの内臓は交感神経と副交感神経で二重に支配される。
交感神経は興奮時に、副交感神経は安静時に働く。拮抗支配という。
吸い玉で自律神経を整える
そのために背部が硬くなると思われます。
このような時は自律神経を正常に整えつつ筋肉の弛緩も並行して行える吸い玉療法が有効です。吸い玉を取り付ける位置としては、交感神経が胸髄と腰髄から出ているので背部に取り付けます。
背部には五臓六腑の兪穴があり、全身を調整することができます。
この場合は脊柱神経を刺激して自律神経を整える作用を期待しています。
まずは脊柱起立筋に沿った膀胱経と正中線上を走る督脈に対して日を置いて交互に吸引していきます。
具体的には膀胱経は左右に、督脈は腰陽関から大椎に至るまで連結して吸引していきます。
吸引時間は10~15分ぐらいとし、30~50mm/Hgぐらいで吸引して効果をみていきます。
ここで、自律神経を整える経穴で督脈と膀胱経はとても大事な経脈なので簡単に説明しときましょう。
督脈
奇経八脈の1つ。身体の背面中央から下から上へと走る奇経で、6本の陽経と交わっており、全身の陽経を統括調整して陽の気の量を調節している。
また、脳や脊髄、腎などの働きを連携させるのに役立っている。骨盤内にある胞中から始まり、会陰に出る。腰・背中・うなじと順に上がって脳内に入る。頭頂・額・鼻・上口唇と下って、上口唇内部の齦交へ到達する。
主に岸和田まちのでは、こちらの経穴に留缶しています。
大椎:第7頸椎の少し下。頭痛・肩、頸のこり・鼻血・呼吸器疾患・神経症に効果あり
陶道:第1胸椎の下。頭痛・悪寒・発熱・気喘・胸痛・うつ病に効果あり
神道:第5胸椎と第6胸椎の間。心痛・不眠・健忘・てんかんに効果あり
筋縮:第9胸椎と第10胸椎の間。うつ病・てんかん・痙攣・胃痛・四肢の運動障害に効果あり
懸枢:第1腰椎と第2腰椎の間。腹痛に効果あり
腰陽関:第4腰椎と第5腰椎の間。腰痛・膀胱疾患・膝関節痛・坐骨神経痛・片麻痺に効果あり
膀胱経
正式名称は足太陽膀胱経。
膀胱に繋がる太陽の足陽経で、目の経穴の晴明から額へと上がり、頭頂部で分かれる。
一方は後頭部を通り、頭蓋骨内から脳へ。再び外へ出て、脊柱を挟むように左右を下がって腰の腎兪に至り、腎臓から膀胱へと繋がる。
もう一方は頭頂部から肩甲骨内側を経て下がり、股関節を通って膝でもう一方のルートと合流する。
そして、足の小指先の経穴「至陰」に至り、ぼうこうと表裏の関係にある腎につながある足少陰腎経と交わる。
主の使う経穴として
大抒:第1・第2胸椎の間から指二本外側。風邪や眩暈に効果あり。
肺兪:第3.第4胸椎の間から指二本外側。鼻炎・花粉症・肩や背中のこり・疼痛に効果あり。
心愈:第5・第6胸椎の間から指二本外側。高血圧・肋間神経痛に効果あり。
肝愈:第9胸椎下から指二本外側。肝機能障害・かすみ目・視力減退に効果あり。
胃兪:第12胸椎下から指二本外側。胃疾患・全身衰弱に効果あり。ダイエットにも用いられる。
腎兪:第2弾腰椎下から指二本外側。生殖器疾患・泌尿器疾患・腰痛に効果あり。
大腸愈:第4腰椎下から指二本外側。大腸・小腸疾患・腰神経痛に効果あり。
小腸愈:第1仙椎の下から指二本外側。腹痛・糖尿に効果あり。
これらの経穴は自律神経を整えるだけでなく、背部痛の除去にも役に立つ経穴です。
同じような症状で悩まれている方!
是非、岸和田まちの整体整骨院までお越しください。岸和田まちの整体整骨院youtubeチャンネルで実際の施術の様子を見る事が出来ます☆(参考文献:生理学 改訂第3版、早わかり 解剖学 ハンドブック、抜缶療法の臨床応用、東洋医学 基本としくみ)
(2019年5月24日)