「関節のポキッは危険!?ボキバキ矯正の真実とリスクを徹底解説!」
整体もできる柔整師!まちの整体整骨院の近藤です。
関節を動かした時に「ポキッ」と音が鳴ることがありますよね。これを聞いて「骨が鳴ってる!」と思っている方が多いですが、実は違います!
あの音は、滑液包の中からガスが抜ける音なのです。
今回は、関節のポキッという音の正体と、その効果やリスクについて詳しく解説していきます!
関節のポキッという音の正体とは?
関節が鳴る音は 「キャビテーション」 によるものです。
関節内には 滑液(関節をスムーズに動かすための液体)があり、関節を動かすことで圧力が変化し、気体が発生します。この気体が破裂する際に「ポキッ」と音が鳴るのです。
キャビテーションによる効果
①関節の癒着を剥がす効果
関節を鳴らすことで、一時的に関節の容積が広がることが分かっています。
(例:1.8mm → 4.7mm に拡大)
この状態で適切な運動療法を取り入れると、関節包や周囲の組織の癒着を剥がしやすくなります。
②神経に刺激を加えて鎮痛効果を上げる
関節や脊椎神経には多くの感覚受容器があります。関節を鳴らすことでこれらが刺激され、次のような効果が期待できます。
• 慢性痛の軽減
• 末梢神経の活性化
• 自然治癒力の促進
しかし、この効果は一時的なもの。関節を無理に鳴らすことにはリスクも伴います。
クラック音(ポキポキ・バキバキ)の危険性
医学的な知識なしに無闇に関節を鳴らすのは危険!
首や指を鳴らすことが癖になっている方も多いですが、長期的に見て 関節にダメージを与える可能性があります。
①軟骨の損傷
軟骨自体には痛みを感じる神経はありません。しかし、関節を頻繁に鳴らすことで、 軟骨がすり減ったり、関節が緩くなる ことがあります。
②関節の不安定性
関節を支えている 靭帯や筋肉が必要以上に伸ばされ、関節が緩くなる ことがあります。
その結果…
• 関節を保護するために 骨が増殖・変形 する(=指を鳴らし続けると太くなる)
• 関節の動きが不安定になり、ケガのリスクが上がる
③神経のバランスが崩れる
関節を頻繁に鳴らすことで、神経が過剰に刺激され 麻痺や鈍感になってしまう ことがあります。
「良い薬も飲みすぎれば毒になる」のと同じで、適度な刺激なら良いものの やりすぎは逆効果 です。
まとめ
関節のポキッという音は、骨が鳴る音ではなく「ガスが抜ける音」!
一時的なメリットはあるものの、 頻繁に鳴らし続けると関節や神経に悪影響を及ぼす可能性 があります。
✅ 適切な方法で関節をケアすることが大切!
✅ 無理に鳴らすのはNG!
正しい知識を持って、健康な身体を目指しましょう!
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(2017年12月25日)
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