肘の内側が痛い。症例報告

内側上顆炎

新型コロナウイルスにより、様々なお仕事をされている方々の仕事の形態が変わってきているようです。
最近とくに多く感じる症例が「内側上顆炎」といわれる症状です。

主訴:肘の内側が痛い

年齢:56歳
介護関係の仕事。
趣味はジムでの筋トレ。
年に一度、ドラゴンボートレースに参加している。

施術者の見解・治療内容
元々の主訴は殿部の痛みと肩関節を動かす小円筋の痛みを治療するために来院していました。
ここ数ヶ月の内は、殿部の痛みの治療をメインに行い、肩関節については手技療法での改善と生活習慣の見直しで治療にあたっていました。
というのも、本人曰く、原因が全く分からないとの事でしたが根気よく、普段の生活のルーティンワークを聞いていくとスポーツジムでの過剰な筋肉トレーニングが原因だと判ったので、適度な運動程度に治療が終わるまで我慢してもらい、改善に向かっていました。

ここ最近、殿部の痛みがマシになってきたところに、急に肘の内側に痛みを感じるようになったので診てほしいと言われました。
「また、急激な筋肉トレーニングをしてないでようね?」
と聞くと、「いいえ。」の返答。

痺れなどはないとのことなので、とりあえず、触診してみます。
痛みを感じる場所は肘の内側とのことで触診してみます。
いわゆる内側上顆という部分で肘を曲げる動作を司る前腕屈筋群や回内筋群が起始するところです。
押圧すると痛みを発します。

次に手で拳をつくってもらい、肘を伸ばして、手の平は下にして手を屈曲してもらいました。
それに対して、こちらは上方向に持ち上げて抵抗を加えていきます。

逆トムゼンテストといい、上腕骨内側上顆部損傷の有無の鑑別をする方法で、ゴルフ肘、内側型テニス肘、野球肘内側型などの上腕骨内側上顆部に付着する前腕屈筋群腱周囲の付着部障害に対する疼痛誘導テストです。

上腕骨内側上顆に起始をもつ円回内筋、橈側手根屈筋、尺側手根屈筋に抵抗を加えて疼痛を誘発させて、陽性であれば内側上顆炎が疑われます。

結果は若干の痛みを伴いました。

痺れとかはないとの事でしたが、円回内筋症候群の誘発テストも行い、こちらは陰性でした。

ということで、内側上顆炎として治療をしていきたいと伝え、治療を開始しました。
主に前腕屈筋群の弛緩と肩関節まわり、腰を中心に手技療法をしていきます。
また、炎症している内側上顆から前腕屈筋群に対しては超音波療法を施していきます。

それにしても、原因が分からないとまた同じように症状が出てしまうので、治療しながら問診していきまいした。
患者さんはゴルフもテニスも野球もしない方で、ドラゴンボートレースも今年は参加しないとのことでした。
スポーツ活動以外で内側上顆炎を引き起こす原因として考えられるのは、重量物の継続した運搬(レンガ積みなど)や大工さんが釘をハンマーで打つ動作、あとはパソコン作業による過度のタイピングなどが挙げられます。

詳しく最近の仕事内容などを聞いていくと、
「新型コロナウイルスの影響で対人での仕事より事務所内でのパソコン作業、とくに打ち込み作業が増えた。」
とのことでした。

こんなとこにも新型コロナウイルスの影響が出て、身体に不具合が生じるのだなと感じた症例でした。

現在は仕事(タイピング作業)を休む訳にはいかないので、治療後はマシになるが4,5日するとまた痛みが出るといった具合です。
この症状は痛みの原因があるなら、それをひとまず中断して安静にすることが大事なんですが、仕事に追われている現在は難しいようでした。

同じような症状でお悩みの方は、是非、

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(参考文献:柔道整復師学・理論編 改訂第5版)



(2020年8月17日)



 

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