思春期に多い症例
といったお電話を頂きました。ご予約で来られたのは中学生ぐらいの男の子と40代ぐらいのお母さん。
整形外科で現在、有痛性外脛骨の治療をしていて、先週から急に腫れが大きくなって痛くなったとのことでした。
原因は今している部活動の急な動きの連続で痛めたようです。
病院では手術を勧められたそうで、どうにか保存療法で出来ないかネットで調べて、当院に辿り着いたそうです。
歩行では痛みは現在出ていないのですが、腫脹の場所を押さえると凄い痛いと訴えていました。
また、偏平足も併発しているので、通常の有痛性外脛骨よりも痛みが強くなる傾向が診て取れました。
有痛性外脛骨、いったいどんな症状でしょうか?
外脛骨とは足の裏にある「過剰骨」と呼ばれるもので、約15%の人がもっているとされています。
一般には10代前半の女性に多く見られるとされています。
お隣にある舟状骨の付着している後脛骨筋と密接な関係にあるのですが、外脛骨があるだけでは問題は起こりません。
ただ、後脛骨筋の腱が付着する場所なのでハードな部活動などをして繰り返し足首をつかっていると炎症を起こしやすいです。
とくに偏平足だと後脛骨筋は強く引っ張られて痛みを発しやすくなります。
偏平足とは土踏まずの高さが普通の人より低い足を言いますが、外脛骨のある場所が土踏まずの頂上部分にあたるので、運動などで自分の体重が乗るたびにその部分に負荷がかかるので、痛みがさらにでやすくなります。
治療としては脛骨の内側にある後脛骨筋に沿って、筋肉の緊張をとっていくのが最善です。
後脛骨筋は脛骨と腓骨の後面から始まり、腱が内くるぶしの後面・下部を通って、舟状骨、3つの楔状骨、第2~4中足骨底部につくので手技療法だけでは緩める範囲に限りがあります。
ですので、当院ではフィジシステム(コンビネーション治療装置)も活用して治療に当たっています。
もちろん、普段のセルフケアも大事です。
土踏まずを支える筋肉のトレーニングである「タオルギャザー」や腓腹筋や後脛骨筋のストレッチなどの運動療法もアドバイスしていき、筋肉を柔軟にしていくことで外脛骨にかかる日々の負担を減らしていくように指導しています。
同じような症状でお悩みの方は是非、
までお越しください!
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