腕の痺れ。頚椎椎間板ヘルニア

腕から手が痺れる

飛び込みで初めての患者様が午前中に来られました。
症状をお聞きすると、右腕から手が痺れて痛かったので、整形外科に行って診察してもらったら「頚椎椎間板ヘルニア」と診断されて、シップと痛み止めだけで治療が終わったそうです。その後、痺れと痛みが引く様子がなかったので、家から近くてガイコツが目立っていた当院に来られたとのことでした。
予約の患者様が立て込んでいたので、待ち時間を考慮して改めて午後の予約を入れていただき、診させていただきました。

問診や姿勢分析をしたところ、長時間の運転をするお仕事をしていて、そのせいもあってか猫背姿勢で頭もだいぶ前方に突き出す姿勢となっていました。

整形外科で頚椎椎間板ヘルニアと診断されたとありますが、もちろん徒手検査は必要です。
頭の上にタオルを置いて、首を前後左右に反らせていくと、後方に反らせた際に一番右腕から手指にかけて痺れと痛みが増強されました。
検査では陽性を示していました。

頚椎椎間板ヘルニアとはどんな病状かというと、首や肩、腕に痺れがでたり、箸が使いづらかったり、シャツのボタンがつけづらくなったりします。
理由としては頸には頸椎という7つの椎骨があり、その第2頸椎から第7頸椎の間にクッションの役割をする椎間板というのが存在しています。
その椎間板に加齢や突発的な外傷で大きな力が加わると、表面が破れて中にある髄核というゼリーのような組織が飛び出して神経組織を圧迫し、炎症を起こして上記のよう症状を引き起こします。

椎間板が飛び出す場所によっても症状が色々です。
この患者様の症状は頸椎症状と神経根症状と言われる症状でした。
頸椎症状は主に首から肩、背中にかけての痛みやこり、手足の痺れ感、頸椎の運動制限などがあらわれます。
神経根症状は片側の肩甲骨から背中にかけての放散痛や手指の痺れ、感覚障害、筋力低下などがでる症状です。
他にも脊髄が圧迫されると脊髄伝達障害になって、上記にあるような箸を使いづらくなったり、足にも影響して歩く際にこわばりやもつれが出て歩きにくくなることもあります。

頚椎椎間板ヘルニアになりやすい人の特徴に
〇姿勢の悪い人
〇激しいコンタクトスポーツをする人
〇喫煙
〇加齢による変化(30代~50代に多い)
〇重労働
〇転倒や転落、落下物による衝撃
などが挙げられます。

初回の治療は頸の周りの筋肉を緩めていき、悪い姿勢を整えていくことから行いました。
また疼痛緩和のために超音波療法も併用して行っていき、痛みの緩和をしています。


同じような症状でお悩みの方は是非、まちの整体整骨院 岸和田院までお越しください!

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(2022年4月8日)



 

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