和泉大宮駅近くのまちの整体整骨院が鍼灸治療で風邪が治るのか考えてみました

風邪にも鍼灸治療で!

去年の暮れに何十年ぶりかに風邪を引き、熱は無かったですが治るまでに長引いたので苦しみました。
今年は例年より風邪に苦しむ方、またはインフルエンザが警報レベルで蔓延している為にそのような理由で電話での予約のキャンセルがよくあります。朝晩と日中の寒暖差が大きいので衣服での調節や出先からの帰宅時の手洗い、うがい、嚥下をしっかりして健康を保ちたいですね。

こんばんわ、岸和田市和泉大宮駅すぐの整骨院、まちの整体整骨院で働いてる宮河です。
通院されている患者さんの多くは高齢の方が多いので日頃から、
「風邪引かんようにあったかくしいやあ〜。」
と声をかける事が多いのですが内科的疾患ですので整骨院では治療対象外なんて思ってました。

僕自身は柔道整復師として、
「骨折、脱臼、打撲、ねんざ、挫傷」とそれに付随した症状に関して対処し、筋肉や関節、神経症状を改善しています。

それと共に当院では東洋医学的なアプローチとして鍼灸治療も行っています。
僕の個人的な趣味なんですが中国の歴史や風俗学、歴史小説をこよなく愛しているのですが、その中に病気を治療する描写なんかも出てきます。漢方薬を処方したり鍼やお灸、吸玉で色々な病気を治療してるのですが風邪などの内科的疾患も治療してたな〜、と思い出し調べてみました。

風邪は風邪(ふうじゃ)と呼ばれる邪気が体内に侵入する為に引き起こされる症状とされています。
邪気には内邪と外邪があり、内邪は身体の中から発生するもので外邪は身体の外から身体に入り込むものを指します。ウイルスなどは外邪に分類されますね。一般的な風邪は気や熱が足りない寒邪、逆に過剰になると熱邪を伴います。
身体は外界の様々な邪気が体内に入らないようにそれらを跳ね返す力、衛気によって守られているとされています。この衛気が疲労の蓄積などで衰えると外邪が侵入して病気になると定義されています。
(参考資料 東洋医学 基本としくみ)

そんな事を考えてた矢先、当院のスタッフが、
「ちょっと風邪気味やからお願い〜!お灸してえ〜。」と鍼灸師の先生にお願いしてる姿を目撃!
もしかしたら、僕が欲している情報が今、目の前で行われるのかなと見学してみます。

下の画像をクリックすると実際の風邪に対しての鍼灸の施術の様子を見る事が出来ます☆

岸和田まちの整体整骨院

「この経穴は風邪に効くの?」
と鍼灸師の先生に質問すると肯定の返事が返ってきました。

打ってる経穴は
大椎:発熱、咳に効きます。他には頸痛、肩背痛、腰痛に適応します。
場所は頸を前に曲げた時、大きく突き出る骨(隆椎)のすぐ下のくぼみ。
お灸してる所です。

風地:感冒に効く経穴。他には頭痛、眩暈、頸痛、涙目、鼻血、難聴にも適応します。
場所は後頭部の下部、胸鎖乳突筋と僧帽筋の間のくぼみ。
鍼を打ってる所です。左右にあります。

「これで風邪の初期症状やったら大丈夫でしょう。あとはあったかくしてね〜。」とのこと。
ほう、興味深い!やっぱり鍼灸治療で風邪も対処できるんやな〜。
ただ、咳がひどい場合は鍼はあまり打たなくお灸で対処するそうです。
咳により刺した鍼が体内に沈んでいく事があるそうでそれを忌避するためだとか。

吸玉ではどんな感じでするのかも気になるなぁ。
そっちも調べてみよう。

中医学では病因は風寒(風と寒さの意)と認識されているそうです。
風邪といっても悪寒のある時期、熱感の強い時など経時的に変化する病態を持つのでそれに応じて使い分けていきます。

1)風寒感冒(悪寒、発熱、頭痛、鼻詰まり、咳)の場合
風邪は背中から感受すると考えられ、頸背部は精神的緊張により経筋病巣を作りやすいとされている。
つまり、治療部位は背部にあります。
吸玉に使う経穴は大椎、身柱、風門、肺兪、定喘。

身柱:小児の疳の虫に対する治療によく使われます。
第3胸椎棘突起の下の陥凹部。左右の肩甲棘を結んだ線の中央部。

風門: 中医学で中風、風邪(ふうじゃ)と呼ばれる症状の予防または治療に用いられます。
第2胸椎棘突起下の外側に指2本分くらい。第1胸椎棘突起下指2本分くらいに取ることもある。

肺兪:咳、喘息に効きます。腰背部痛にも適応。
大椎から胸椎3つ分下へ下がったところのくぼみから左右へ指2本ずらしたところ。
左右にあります。

定喘:喘息、咳に効きます。他には寝違えを治療する時にも有効です。
大椎の左右、すぐ横、指1本ほどずらしたところ。
左右にあります。

治療方法は大椎に10〜15分間留缶(吸玉のカップをつけて置いたままにしてる事を指す)します。

定喘から脾兪まで左右ともに走缶して皮膚が発赤する程度を適量とします。
脾兪は第10胸椎棘突起下を指2本分外側にあり、腹の張り、嘔吐、下痢、むくみに効果のある経穴。
脇痛、背部痛にも適応。左右にあります。
走缶とは吸玉を吸引しながら皮膚の上を滑らせて刺激を与える治療法です。
この手技は麻痺、風湿熱、発熱、咳、慢性胃腸炎などに用いられるそうです。肩こりや腰痛にも使えるみたいですね。

2)風寒感冒(悪寒、発熱、頭痛があるとき)の場合
使う経穴は風地、大椎、風門、肺兪、膏盲。
膏盲:第4、第5胸椎棘突起間から指4本外側のところ。左右にあります。
肩こりや五十肩、統合失調症や脳血管障害の後遺症などの神経系疾患にも効くといわれています。

治療方法は上記の経穴にまず刺鍼し、抜鍼後すぐに10〜15分間留缶します。

3)暑湿感冒(頭痛、発熱がひどい時)の場合
使う経穴は大椎、委中、曲地、陰陵泉、足三里。
委中:膝裏のシワの中央部。
腰痛・坐骨神経痛・膝の痛み、膝関節炎などに効果を発揮します。

曲地:発熱に効果があります。他には肘痛、歯痛、生理痛、皮膚炎、高血圧にも効きます。
肘を直角に曲げた時、内側にできるシワの外端と肘の先端の間にある中央のくぼみ。
左右にあります。

陰陵泉:腹の張り、むくみ、小便の出が悪い時に適応します。膝痛にも効果あり。
脛の内側を膝方向へ触れていった際に太い骨に当たって指が自然に止まるところ。
左右にあります。

足三里 : 胃痛、嘔吐、腹の張り、消化不良、下痢、便秘、むくみに効果ありです。乳腺炎にも適応します。
向こうずねの骨を下から触れていくと骨の突起に当たる場所があり、そこから指1本分外側のところ。

治療方法は上記の経穴に三稜針で刺し、その後5〜15分間留缶します。
大椎に刺絡するだけでも高熱には即効します。

刺絡とは瀉血療法の意味で三稜針で皮膚に穴を開けて血を出し、吸玉で瀉血します。
(参考文献 抜缶療法の臨床応用)

こうやって調べてみると東洋医学では大椎が風邪の治療に大事だと分かります。
たしかに頸の大椎らへんが「ゾクっ」としたら、
「アレ?風邪引きそうかな?」
と感じますよね。
もし、当院で治療中に風邪気味な時は遠慮なくおっしゃって下さい。
鍼灸治療で対応して行きますよ。

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(2019年1月24日)



 

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