岸和田まちの整体整骨院が考察する肩こりの原因と対処法

肩の痛み

最近、肩の張りや痛みで来院される方が増えてます。
先日の大型台風によるゴミの後始末で普段と違う運動をしたことで筋肉痛や姿勢の乱れなどが原因のようです。

こんにちは、岸和田まちの整体整骨院の宮河です。

肩こりの発生機序を東洋医学的に説明すると、血の巡りによるものがダントツに多いです。

例えば、首は血液が頭部に対して上下に巡り身体の左右に巡る要所となる場所で、狭い場所に血管が複雑に密集しているので、その巡りが悪くなると肩こりが生じ、肩甲骨周りのだるさ、頭痛などの様々な症状を引き起こします。

血の巡りの悪さから起こる血瘀(血が滞り、老廃物がある状態)の肩こりは長く同じ姿勢、特に頭や目を使う作業をし続けた場合に起こりやすいです。
芯に締めつけるコリ感を感じ、時には頭痛や目の痛み、奥の方に痛いコリ感を感じる場合もあります。

来院患者さんのお話を伺うと、スマホやタブレットを長時間操作し、その時、首を肩よりも前に傾けるストレートネック姿勢をとって、首周りの血液の循環を悪くし肩こりに至ったケースが多いです。

また、製造業や建築関係の仕事、事務職の方、VDT(visual display terminal)作業者も上肢の筋肉のこり・だるさ、痛み、痺れを訴えて来院されます。

これは上肢を一定の位置に保持した状態で反復作業を続けることによる神経・筋肉の疲労、作業と休息の比率など時間的な要因、作業編成やストレスなどの心理的要因、寒冷や照明の暗さなどの環境の要因が挙げられるでしょう。

近年では頸肩腕障害と呼ばれ、作業形態に関連した負荷が、上肢系の筋骨格系組織に作用して起こる機能的または器質的障害とされています。

岸和田まちのでは、治療として手技療法による筋肉の弛緩、関節可動域の拡大とともに鍼治療、吸い玉療法で血瘀に対してアプローチしてます。

これは筋肉内の毛細血管に滞る老廃物を吸い玉により収縮させて取り外した時にそれらを勢いよく流し、血瘀を取り除く治療です。
同じ姿勢や緊張によって筋肉の動きが少なく同じ形のまま維持されることにより引き起こされる肩こりなので適度な運動も推奨してます。

症例1.男性、67歳、無職

仕事も今は退職して、何もしていないが肩や首に重だるい痛みを感じて辛いという理由で来院。
以前は製造業に従事。
前傾姿勢をとる事が多かったとの事。
腎障害の為、週1回透析治療中。
姿勢分析で猫背姿勢と判断。
普段の生活の様子を詳しく聞くと、テレビを見る、猫と遊ぶ、スマホでゲームや映画について検索するが主な生活スタイル。
痛みを感じる場所を触診するとゴリゴリした筋肉の塊に触れる。
同じ姿勢を長時間とる事によって血液の循環に不具合が生じ、経筋病巣が出来たと判断する。
場所的には僧帽筋を指してるが肩と頸に痛みを訴える事から肩甲挙筋と胸鎖乳突筋が原因ではないかと判断する。
それ以外の要因として前傾姿勢を長年取り続けたことにより大胸筋の柔軟性の低下、菱形筋の筋力の低下が猫背姿勢になった要因ではないかと推察する。治療として、全身を手技により確認しつつ弛緩させていく。
肩甲挙筋には起始部の肩甲骨上角を中心に、大胸筋は停止部手前を入念にほぐす。
そこから頸に付着する肩甲挙筋の停止部を意識して頸のストレッチを施術する。その後に吸玉療法を実施。
患者が訴えている場所にまず取穴する。
それ以外は起立筋に沿って吸玉を吸引していく。
頸部から腰部まで左右対象に抜管していく。
東洋医学用語を用いると膀胱経に沿って行う。
次回は脊柱沿いに抜管をしていく。
東洋医学では督脈と表す。
これを交互に行うことで血管の拡張を促し、筋肉の硬結を解きほぐす効果が期待できます。
10分間、30〜50mm/Hgとし、しばらく留缶する。
ほどなく背部が発赤してきたので効果が期待できる。
10分後、吸玉を外すと瘀血による内出血と皮膚の膨隆を確認出来た。
皮膚の膨隆は細胞の組織液に余剰な水分がある時に起こる現象であるので、腎障害のある患者にとって吸玉療法が効果的だと判断する。
患者に肩や頸の痛みを確認するとすごく肩周りが軽く感じるとの事。肩こりは長年かけて筋肉の硬結を作っているので毎日または隔日で行なっていく。

次に水分の取り過ぎで水分過剰になり、東洋医学で言うところの津液の流れが停滞してしまう湿痰も肩こりを助長します。

症状としては身体が冷えやすく、とくに首から肩にかけて重だるさを感じ、さらに水分過多に加え、首周りが冷えると肩こりの症状が出やすくなります。

治療としては、代謝を向上させるのに足湯やホットパック、お灸などを施して冷えを取り除くと肩こりの症状は緩和されます。

症例2)女性、39歳、パート

スーパーでレジを担当。
仕事環境に常に冷房がかかっている為、身体が冷えている。
特に足に強く感じる。肩周りに重だるい痛みを感じ、朝起きた時が一番顕著。
血のめぐりが悪いことが起因する代謝障害だと想定し、血管拡張によって体温を上げていき冷えを改善する事を目指す。
足湯に入ってもらい、血行の促進を促す。
硬まっている肩周りの筋肉は手技療法でほぐす。
特に硬い箇所や患者自身が辛いという場所に吸玉療法で老廃物の滞りを除去し、血管の拡張をしていく。
肩甲骨の上角、小円筋、三角筋中部線維、肩甲間部にも吸着する。
10〜15分で30〜50mm/Hgで留缶。
取り外すと色が赤紫色で膨隆している事から組織液の滲出が顕著であり、また、体内の病理産物などの水分が皮下組織を通過して皮膚に停滞して起こっている事から冷えの原因の1つと推察する。
吸玉をした箇所で特に膨隆が顕著だった場所を中心にお灸をしていく。
じんわりとした熱が患部に届いてうとうとしている様子だった。
普段、お風呂は湯船に浸かるかシャワーかを尋ねたところ、シャワーとの事。
めんどくさくても湯船に浸かりる事、寝る前30分以内が望ましい事を伝える。
現在は時間があれば、湯船に浸かるとの事。
肩の重だるい症状は日に日に改善している。
肩が楽になってきたら腰が重だるい事が気になるとの事で、そちらで通院中。

他にもよく見られる症状としては、ストレスが原因で起こる肩こりです。

これは東洋医学用語で気滞といい、本来は目的に応じて自在に全身を巡っている気が緊張やストレスに晒されてその巡りが停滞することにより引き起こされしまいます。

気滞の肩こりは、特徴として首筋が張って熱を持ったように感じ、頭痛を伴う時はガンガンするような痛みを感じます。

治療としては自律神経が過剰になってることが原因なので、リラックスしてもらい副交感神経が働くような施術を試みます。water bedや全身を弛緩させるような手技療法、お灸によるリラックス効果を高める経穴へのアプローチなどを施します。

心愈(第5胸椎の下の窪みから左右に指2本分ほどずらしたところ)や合谷(親指と人差し指の付け根がV字に交差する点)、間使(手首内側の横ジワ中央から肘内側の横ジワに延ばした線上で、手首から指4本ほど肘方向へ下がったところ)などが有効です。

症例3)男性22歳、介護職

頸〜肩にかけての疼痛、たまに頭痛。
現在歴として統合失調症であり薬を服用中。
仕事は介護職で日勤と夜勤があるとの事。
睡眠障害もあり。自宅での時間は主にオンラインゲームをしている。
姿勢分析では頸が肩峰より前気味な姿勢をとり、頭の重さが頸の付け根に負担をかけている。
不定期な生活時間による自律神経の乱れによる障害で頸肩に疼痛が出ていると判断する。姿勢矯正も疼痛改善に必要。
全身状態を確認しながら手技療法を施す。
背中全体が異常に硬く、交感神経過剰だと判断する。
そういった場合はいくら揉み解しても直ぐに元に戻るので、リラックス効果のある治療法を試みる。
water bedに乗せ、くつろいでもらう。
お灸によるリラックス効果を高める経穴へのアプローチとして、左右の合谷(親指と人差し指の付け根がV字に交差する点)と睡眠障害へのアプローチとして失眠(足裏のかかとの中央部)にお灸を置く。
不眠に対して効果のある経穴で左右にある。
同時に背部に吸玉療法をしていく。
左右の膀胱経に頸の付け根から腰部下端まで吸着する。
脊髄神経を刺激する事で自律神経を整える事を目的とする。
最後にカイロベッドで胸椎にアプローチして生理的彎曲に戻していく。
しばらく通院し、主訴である頸肩の痛みや睡眠障害は改善した。
たまに夜勤明けに身体のメンテナンスとして来る程度になったが最近は来なくなった。
元気に仕事に打ち込んでいたら嬉しいなと切に思う。

肩こりかな?と思って、実は全く違う病気のサインもあります。

有名な病名で狭心症がこれに該当します。

狭心症は冠動脈に狭窄が生じて心筋に十分な血液が送れなくなって、一過性に胸の中央(胸骨後方)の痛みを生じる病気です。

初期症状として胸の中央に狭心痛が初めに感じれば、

もしかしたら、心臓の病気かな?

 

という考えに至りますが稀に左肩に痛みが放散することがあります。

感じ方としては、左頸から肩の肩こりに似た症状です

もしこの症状が初めに現れ、

ああ、また肩凝ってるのかな?。

と放置すると病状が悪化してしまいます。

病因として、高血圧・脂質異常症・糖尿病・過度の喫煙者・遺伝的素因があると冠動脈の動脈硬化が進行し、それによって狭窄が生じると冠動脈の血液が障害されて心筋が虚血状態となり、胸痛または稀に左肩への放散痛が生じるとされています。

また、労作性狭心症では運動により心筋の酸素需要が増加した時に、一過性に心筋虚血状態となり胸痛を生じ、安静にすると痛みは消失するとされています。

もし、こんな症状に心当たりがあれば整骨院に行く前に病院での検査をしてみて下さい。

岸和田まちの整体整骨院では姿勢分析や患者様の何気ない声に耳を傾けて治療に結びつけていきます。上記の症状に興味がある方は是非お越しください。

アクセス方法は、コチラ!