痛風について。岸和田まちの整体整骨院の考察。
足の親指と人差し指の間
昨日は岸和田のだんじり祭りでたらふくビールを飲んできました。
こんにちは!岸和田まちの整体整骨院の宮河です。
日頃からお酒をよく嗜むのですが、周りの酒呑み友達が最近よく「足が痛いから病院行ったら痛風やって!」なんて話しを耳にします。僕自身もビールに日本酒、ウィスキーにバーボンと飲まない日はないので少し怖くなって今回は痛風について調べてみました。
よく耳にするプリン体。
尿酸の元となるもので、デオキシリボ核酸(DNA)とリボ核酸(RNA)から作られるんですが、これの生成と排泄のバランスが崩れてしまい、血中濃度が上昇して起こるのが痛風です。
近年の食生活の欧米化やアルコールの取りすぎ、肥満者の増加などで痛風になる人は今も増加中です。
また、痛風には基礎病態といったものがあり、高尿酸血症といいます。
痛風予備軍に当たり、会社の健康診断で尿酸値を見て一喜一憂しているお父さんを見たことがあるのではないでしょうか。
性別、年齢を問わず、血漿中の尿酸値が7.0mg/dl以上で高尿酸血症といわれ、痛風はこれを原因として起こり、主な臨床での症状は急性関節炎と腎結石、腎障害が挙げらます。
痛風になった人からよく聞く痛みで足の指が痛いと聞きます。
これは痛風発作と呼ばれ、通常は第1中足趾節関節、足の親指の付け根らへんに多くみられます。
発作時は発赤、腫脹とともに激痛を訴えます。進行すると関節の変形や強直も引き起こします。激痛で歩行困難になりますが大体7〜10日で症状は軽減するので、痛みに耐性のある人は我慢するそうです。
ただ治療しないで放置してると痛風関節炎が起こりやすくなり、長期間の放置、高尿酸血症の持続で尿酸結晶が沈着して指関節や膝関節に痛風結節や腎結石、尿管結石を生じて痛風腎となります。
治療としては生活指導、尿中濃度低下の為に飲水を勧めてビールは控える!尿酸値を6.0mg/dl以下に低下することが目標となります。
薬物療法ではコルヒチン、非ステロイド性抗炎症薬、ステロイド薬の3種があります。
実は鍼灸治療でも痛風に効く経穴があります。
三陰交ー崑崙ー足三里などが効くとされています。
もちろん非公開ですが痛風発作に効くすごいツボもあります!
自覚症状としては骨や関節の激しい痛みが特徴で思い当たる原因がない場合は尿酸が高くてその痛みが激しいことで痛風発作によるものだと自己判断できそうです。
しかし、これまで当院で対応させてもらった人には前日に激しい運動を行った後に起こっているためてっきり筋肉を痛めたや、関節を痛めたと考えて来院される方をお見受けします。
気をつけなけらばならないのは間違って痛風による痛みであるにもかかわらずマッサージなどをしてしまうことです。
これはさらに痛みが激しくなることにつながりますのでうっかり間違ったところで治療を受けると大変になるので気をつけてください。
多くは朝方5時ごろからの時間に多くの発作痛が起こるともいわれています。
なのですぐの対応でオススメなのはその痛みのある部分をアイスノンなどの冷やせるもので冷やし、心臓よりも高い位置で安静にすることです。
この発作痛は歩けないほどにもなり長期では3週間続くこともあるそうです。
当院での施術においてはロキソニンの痛み止めが効かなかった人が痛風に効果のあるお灸により翌日には痛みが半分以下になったという結果を多く出すことができています。
東洋医学に身体をゆだねてみることも良いかもしれません。
また、もちろんですが薬物療法による血中の尿酸濃度を少なくすること、食事療法、有酸素運動による生活習慣の見直しも根本的改善につながるといえますのでそういったことに関するアドバイス等が必要な方は気軽に相談してみてください。
僕自身、この文章を書きながらお酒の量を少し控えめにしようと思う秋の連休でした。
(参考文献:整形外科学 改訂第4版、一般臨床医学 改訂第3版)
(2018年9月16日)