レクリエーション損傷でなりやすい症状。岸和田まちの整体整骨院の考察

筋肉と関節の専門家ブログ

踏み込みやジャンプ、ダッシュや着地でなりやすい

前回書いた「コロナ禍での運動不足解消が一大事に。」で紹介した「レクリエーション損傷」での来院が今週も多かったです。

それでどんな症状が多いのか、もう少し詳しく掘り下げたいと思います。

まずは「レクリエーション損傷」のおさらい。
レクリエーション損傷とは30歳代~40歳代の方でとくに昔にスポーツをしていた方が久しぶりにレクリエーションスポーツをした際に起こす損傷を総じて言います。
バレーボールやバスケットボールなどといったスポーツに多く見られます。

レクリエーション損傷をおこしやすい原因として、
〇加齢により俊敏な動きが出来なくなっている
〇運動不足による筋量・筋力の低下がみられる
〇準備運動の不足
〇関節の柔軟性が低下している

などが挙げられます。

レクリエーション損傷でよく起こる症状としてはこういったモノが挙げられます。

〇アキレス腱断裂
僕自身はまだ臨床の現場で診たことはことはありませんが、先日、アキレス腱断裂をした友人から色々とお話しを聞かせて頂きました。
アキレス腱断裂とは、言葉の通り、ふくらはぎにあるヒラメ筋と踵の骨をつなぐアキレス腱が切れて離れてしまうことを言います。

スポーツを行うときに発生しやすく、とくに踏み込みやジャンプ、ダッシュ、着地などの動作をするときのアキレス腱の収縮や伸張のさいに起こります。

起こりやすいスポーツの種目として、剣道、ボクシング、バトミントン、バレーボール、バスケットボール、サッカー、テニスが挙げられます。
友人はボクシングの練習中になったそうです。

また、高齢の方でも不意の転倒やベッドから落ちてしまったときにもアキレス腱断裂を起こす事例が報告されています。

受傷時には、後ろから物凄い衝撃と衝撃音がするのが特徴です。
友人の言では、「後ろから金属バットで殴られたみたいな感じ。」
と証言していました。

「実際に金属バットで殴られた経験があるの?」
と感じましたが、怖くて聞けませんでした。。。

柔道整復師が習う教科書では「POP音」といい、なにか破裂するような音がアキレス腱断裂発生時にはすると習いましたが、友人の話ではびっくりしてそんな音まで認識できなかったそうです。

また、足を引きずって歩くことはできたそうですが、つま先立ちは出来なったと教えてくれました。
これもアキレス腱断裂の特徴の一つです。

その特徴を生かしたアキレス腱断裂の検査法もあります。
トンプソン徴候といい、被験者を腹臥位にして、膝関節を90°屈曲させ、検者が下腿三頭筋を把握します。
アキレス腱断裂のない場合は足関節が底屈しますが、断裂している場合は底屈がみられず、その場合は陽性となります。

保存療法、手術療法のどちらも行われますが、手術療法のほうがやや再断裂率は低く、理学療法期間もやや短いようです。
保存療法を選んだ場合、足関節底屈位での4週間程度のギプス固定のあと、再受傷を避けるために、10~12週まで装具の使用が必要となります。

肉離れ
言葉の通り、筋肉の一部分が断裂した状態を言います。
しっかりとした準備運動をせず、ダッシュをするようなスポーツなどをすると、筋肉が硬いままなので筋収縮がうまく対応することができなくて断裂を生じてしまいやすくなります。

「ちょっと昔取った杵柄で久しぶりにしてみたら、「ブチッ」と嫌な音が聞こえた」

という事をレクリエーション損傷で来られた患者さんに伺ったことがあります。
普段はデスクワークに従事しているような方はとくに気を付けてください。

肉離れを起こしやすい要因としては
〇準備運動の不足
〇柔軟性の欠如
〇筋力の低下
〇関節の安定性がない
〇身体のコンディションが悪い
〇フォームがおかしい
〇天候
〇履いているシューズが合わない
などが挙げられます。

肉離れは全身のどの筋肉でも起こりえますが、好発部位として有名な場所はハムストリングス(大腿二頭筋、半膜様筋、半腱様筋)と大腿直筋、ふくらはぎ(腓腹筋)が多いです。

主な症状としては、疼痛(自発痛、動作痛、圧痛、ストレッチ痛)、硬結と皮下出血です。
断裂があると急性期では陥凹が触れれます。
損傷の度合いにより、1度(軽度)、2度(部分断裂)、3度(完全断裂)と分類できて、3度の完全断裂以外は保存療法で治療するのが主体です。

肉離れが発症した際は、まずは速やかに「RICE処置」と呼ばれる応急処置が大事です。
該当部位をアイシングして、手のひらやゴムバンドで圧迫し、挙上することで負担を減らして断裂や出血がそれ以上に起こらないようにします。

治療法は、先ほども述べましたが保存療法が主体です。
痛みがとれるまでは安静にしてください。
目安としては、軽度なもので3~4週間、重度なもので1~2か月はほどかかります。
また、手技療法やストレッチ、超音波療法で治療を行い、いち早く社会復帰できるように施術を施します。

捻挫
レクリエーション損傷で圧倒的に多い損傷といえば、捻挫ではないでしょうか?
スポーツ安全協会の調査でもスポーツ安全保険加入者で保険の支払いの対象者の怪我の内訳が捻挫がトップで全体の1/3を占めているそうです。
部位別では手指部と足関節がそれぞれ全体の3割と2割を占め、頭頚部、膝、足部、肩関節と続いています。
当院では、足関節の捻挫で来る方が多いので、そちらの話しでお話しします。

足関節捻挫はレクリエーション損傷だけでなく、日常的に見られる外傷です。
足関節とは距腿関節ともいい、脛骨、腓骨、距骨によって構成される螺旋関節です。
螺旋関節は一軸性関節、つまり1つの軸を中心とする運動のみを行う関節です。
つまり、一軸しかない可動域を違う方向に動かす(捻る)ことは出来ずに怪我の元となります。
この距腿関節を補強する靱帯が大きく分けると、外側側副靭帯と内側側副靭帯というのがあり、概ね捻挫といえば、外側側副靭帯損傷をいいます。

受傷機序は足関節を内返し(足底が内側を向く)によって起こります。
外側側副靭帯は前距腓靭帯、踵腓靭帯、後距腿関節で構成されていて、臨床的には前距腓靭帯の損傷が一番多いです。
症状としては、足関節の外側部に疼痛、腫脹がみられます。
また、数日たつと外果(外くるぶし)の下方に皮下出血斑がでます。
重症例では足関節の前方引き出し症状や距骨傾斜角の異常がみてとれます。
距骨傾斜角は正常で0°~6°、10°以上で不安定性が陽性とされています。
また、10°以上で健側比較±5°以上でも不安定性は陽性です。
5°~10°で前距腓靭帯の断裂を疑い、15°~30°では前距腓靭帯と踵腓靭帯も断裂している可能性があります。

治療法は肉離れの場合と同様に「RICE処置」が大事です。
まずは炎症を抑えるために保冷剤を濡れたタオルなどで巻いてアイシングをし、痺れや皮膚の変色が生じない程度の強さで外果にU字パッド(スポンジ)などで圧迫し、包帯固定とクッションなどを使い、患部を心臓より高く上げた状態にしましょう。
損傷程度によってはテーピングやプラスチックシーネなどで固定します。
また、患部を超音波療法によって炎症の除去、疼痛緩和をすることも有効です。
2~3週間後、固定を除去して腫脹の状況や不安定性の確認を行い、部分断裂の場合ではサポーターやテーピングを使用して後療法をしていきます。
なお、完全断裂では約6週間の固定が必要とされています。

足関節の捻挫でもう少し詳しく知りたい方はコチラを参照してください

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(参考文献:整形外科学 改訂第4版、解剖学 改訂第2版、柔道整復師学・理論編 改訂第5版、早わかり 解剖学ハンドブック)