筋損傷。岸和田まちの整体整骨院の考察

外傷性筋損傷

筋肉に損傷を受けた時、それが介達外力、いわゆる間接的な力によるものの場合は肉離れといい、直達外力では筋打撲と定義されています。

実は最近、自分自身に筋損傷が起こりました。

お風呂前に日課のストレッチを施している際に左肩に嫌な痛みが生じました。
こちらの肩は以前に脱臼したことがあり、肩関節が右よりも緩くなっているので、たまにこういったことが起こります。

「あっ、ヤバい!」と思い、一人コッヘル法をしながら、しばらく格闘していると、急に上腕二頭筋の筋腹に痛みが走りました。

患部を直接圧迫しても疼痛があり、またある一定の動作をすると疼痛が誘発します。

「まぁ、軽い肉離れっぽいから様子見よかな。」

とお風呂に入り、万一のためにシャワーだけにして、これまた日課の晩酌をしてから寝てしましました。

朝起きて、左の上腕二頭筋の状態を確認すると、めちゃくちゃ痛いです。

間違いなく、炎症してます。

「やってもうたかぁ~。」

と思いながら、すぐにRICE処置を施しました。

この場合はRICE処置のIに当たるアイシングです。

ハンドタオルを濡らして硬めに絞り、冷凍庫の中にある保冷剤で巻いて、患部を冷やします。

その状態で、朝食を取り、会社に行く用意をして、保冷剤を外し、冷凍庫に常備入れている「冷えピタ」を患部に貼って会社に向かいました。

会社に着いてから、患部に超音波療法をして、またアイシングをし仕事を始めました。

二時間ほどは冷や汗が出ながら働いてましたが、徐々に痛みも引いていき、昼前には痛みが消失していました。

「寝る前にすぐアイシングしとけば良かった。。。」

と後悔した一日でした。

今回の筋損傷を専門的に分析すると、外傷性筋損傷となります。

正常な筋肉に外力が作用して発生するもので、急性と亜急性に分類されます。

急性は外力による荷重が度を越したもの、突発的にすごい力がふいに加わったときに起こります。

亜急性によるものは疲労性筋損傷で軽度な外力が繰り返しまたは持続的に作用することで、疲労状態を引き起こして発生するものです。

例えば、仕事やスポーツ活動で同じような動作を繰り返すことで小さな損傷が積み重なって起こることもありますし、変な寝方をして片方の首の筋肉が極度に伸びた状態が長時間続いて、起きたら首が動ないといったことも筋損傷です。
まぁ、いわゆる「寝違い」ですね。

それ以外にも同じ姿勢や不良姿勢を長時間続けることで多大な筋緊張が炎症状態を起こし、筋肉がうっ血して硬化する過労性筋炎や一過性のもので短時間ですが、筋肉が強く収縮して痛みが発生するものもあります。

専門的な言葉で言うと筋痙攣、一般的には「筋肉がつる」といった現象です。
腓腹筋のこむら返りや大腿後面のハムストリングス、背筋に発生することが多いです。

外傷性筋損傷とは違い、病的状態によって引き起こるものもあります。
「進行性筋ジストロフィー」や「多発性筋炎」、「多発性神経炎」、「シャルコー・マリー・ツース病」、「脊髄性小児麻痺」、「進行性骨化性筋炎」、「細菌感染」、注射による医原性」などが有名です。

僕の場合は亜急性の疲労性筋損傷が該当すると思われます。

手技療法にて上腕二頭筋に過度の緊張が常にあるところに、「一人コッヘル法」という無理な体勢を幾度がとって筋肉に過度の伸長が加わり、筋損傷が起こったのではないかと推察しています。

ちなみに「一人コッヘル法」とは肩関節脱臼を施術する際に行う「コッヘル法」を牽引も助手もなく、動作だけを自前で行うことで、もし完全脱臼していたら絶対に肩ははまらない、僕が肩に違和感があるときによくする他愛もない動作です。あしからず。

アイシングをしたのが朝の7時。
そこから痛みが引いたのがお昼前ということで、「筋損傷の程度による分類」では第Ⅰ度が該当すると思われます。

第Ⅰ度とは「筋繊維の断裂は認められないが、筋の伸長により筋細胞の破壊などがみられるもの。
また筋繊維、筋周膜には変化はなく筋間損傷が主なもの。
筋力や可動域制限をきたすことは少ないが、自動あるいは他動運動の際に不快感や違和感、疼痛がある。」
と定義されています。

ちなみに第Ⅱ度は部分断裂を指し、こちらが一般的にいう「肉離れ」と言われるものです。
圧痛と腫脹があり、筋収縮は可能ですが、痛すぎて収縮できないことがあります。
局所に陥凹ができることもあります。

第Ⅲ度は完全断裂です。
筋腹間に陥凹があり、腫瘤を形成します。
筋肉の収縮は見られず、受傷後24時間前後に皮下出血斑がでることがあります。
何度も肉離れを起こしたことのある人ではないとココまでの損傷は少ないです。

今回は大した損傷ではなく、すぐに仕事に支障がないように治癒したのでホッとしました。
普段からの疲労の回復も大事だなと改めて感じさせる出来事でした。

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(参考文献:柔道整復師学・理論編 改訂第5版)


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(2020年9月21日)



 

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