運動器の障害の改善。症例報告

ロコモティブシンドローム

「先生!スクワットを毎日してて、だいぶ腰とか足がしっかりしてきて痛みもマシになりましたわ!」

今日は嬉しいお言葉を患者様からいただきました。

サルコペニア、別名:加齢性筋肉減少症で歩行痛がでている方のお言葉です。

以前にも書きましたがサルコペニアとは、筋肉量が減少して筋力低下や身体機能に低下をきたした状態を指します。

そして、サルコペニアも含め、運動器の障害のために移動機能の低下をした状態を「ロコモティブシンドローム」といいます。

他の移動困難な運動器の障害として、変形性膝関節症、変形性股関節症、変形性腰椎症、骨粗鬆症、骨粗鬆症関連骨折、神経障害などが挙げられます。

ロコモティブシンドロームの定義としては「筋肉、関節、軟骨、椎間板といった運動器のいずれか、あるいは複数に障害がおこり、歩行や日常生活に何らかの障害をきたしている状態」とされています。

今回、嬉しいお言葉を下さった患者様は80歳台の男性で、歩くと右の殿部からハムストリングスが痛いとのことでした。

根本的な原因としては、右腰部に筋硬結があり、それが血行不良を助長して痛みを発しているようです。

普通の場合は痛みがあるときは散歩などの運動を控えがちになり、筋肉量が減少し筋力の低下に繋がります。

または早くよくなろうと、いつもより多く運動をしてオーバーワークとなり、炎症を引き起こして痛みが余計に出ることもあります。

この患者様の場合は後者のパターンでした。

「早く良くなる道は、無理せずに適度な運動です!」

と毎回の施術のたびにお話しするのですが、どうしても我慢ができないようでした。

それなら、抽象的な指示じゃなくて具体的に「これとこれして!それ以外の無理な運動はしばらく禁止!」

と言い、散歩は一日に2キロメートルまで(以前は5~6キロメートル歩いていました。)にし、歩行で痛みが出るのは殿部の筋肉とふとももの大腿四頭筋、ハムストリングスがサルコペニアに陥っているからだと思われるから、お家でスクワットを10回1セット×3でしましょうと指示しました。

もちろん、スクワットはロコモティブシンドロームでもできる、以前に紹介した後ろに椅子を置いてするスクワットです。

椅子がなかったら、テーブルに両手を着いてするスクワットもいいですとお教えしました。

今回、一週間ほど毎日していただき、歩行をする姿勢にはまだまだ危なっかしいとこはありますが、ご本人的には痛みがだいぶマシになってご満足のようでした。

「スクワットをもうちょっと増やしてもいい?」

とまた無理をしようとしていたので、

「ダメ!!しばらくはこのメニューでしてください!」

と告げて、本日の施術は終了しました。

こうやって、患者様から「楽になったよ!」というお言葉をもらうと、僕自身もたいへん嬉しく、この仕事をしていて良かったと思える一日でした。

同じような症状でお悩みの方は是非、

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(参考文献:衛生学・公衆衛生学 改訂第6版)



(2020年10月17日)



 

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