高齢者の治療でいつも気にすること。岸和田まちの整体整骨院の考察。

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高齢者の患者さん

整骨院に頻繁に通われている患者さんでは、高齢者の方が多くを占めています。
高齢者の方は若年者と比べると沢山の愁訴を訴える方が見受けられます。

やっぱり、年取ったからこんなにしんどいんかな〜。

老化現象による心身の不調を常に相談されるので、改めて老化やそれに伴う老人疾患について調べてみました。

老化現象
老化と言いますが、つまり加齢現象です。
全ての生物に存在し、常に歳をとり続けて逆戻りをしない。
それにより起こりえる機能の低下は生きていく上で有害となってきます。
生まれた時から生物の寿命は種の内因子により決められており、死に向かって進んでいるということでしょう。歳をとったなと実感する時、どういったことで人は感じるでしょうか?外見的特徴から、例えば髪が白くなったりもしくは髪が寂しくなったり、皮膚の脂気がなくなり化粧のノリが悪くなったり、シミやシワが増えて、背中が丸くなって背が低くなったりした時でしょうか?これは外的老化現象といい、精神的には「おっふっ」となりますがしんどくなる、身体が辛くなる原因とはなりません。
それに伴って身体の内部で起こる各臓器の重さや大きさの減少、臓器の細胞数の減少、または臓器の生理機能の低下など内的老化現象が「あゝ年取ったなぁ〜。」と感じさせる要因だと思います。

人の生理機能は年齢とともに直線的に低下していき、一般的に70歳になると30歳の時の半分程度になるといわれています。
これは若年者は安静時に自機能の1/2〜1/3程度を使うので済むのが、高齢者ではもってる機能のほとんどを使っていることを示しています。

つまり、日常生活では若年者も高齢者もあまり違いはないですが、咄嗟の時に高齢者では対処する予備能力がないことを意味しています。

また新しい世界や環境の変化に対する適応力も加齢とともに低下していきます。
何か新しいことに挑戦することが億劫になってきた、また急に新しい環境になって馴染めずにストレスを感じているといったことを高齢者の方のからよく耳にします。

年々、おじいちゃんは頑固になっていくね〜。

新しいことを家族で始めてもすぐ、

「ワシはそんなんしたない!いらん!」

言うんよ〜。

 

子供の頃によく聞いた母親の言葉です。
やっぱり老年になると変化を嫌がってたのかなと、今振り返ると思われますね。

これが老化現象の特徴だと思います。
ここから臓器の機能低下や適応能力の低下に伴うストレスなどにより色々な疾患に繋がっていきます。

老人疾患の特徴
歳を経ると色々な疾患を患いやすくなります。
老年病“老年者に明らかに高頻度で起こるものについて紹介していきたいと思います。

  • 脳血管障害
  • パーキンソン病
  • 動脈硬化性疾患
  • 慢性尿路疾患
  • 慢性肺疾患
  • 貧血
  • 糖尿病
  • 骨粗鬆症
  • 悪性腫瘍

詳しく細分化すれば

  • 中枢神経系:脳梗塞、パーキンソン病、認知症
  • 消化器疾患:胃潰瘍、胆石症、肝癌、胆嚢癌、結腸癌、ポリープ、虚血性大腸炎、憩室
  • 心血管系:高血圧、心不全、末梢血管閉塞症、虚血性心疾患、不整脈
  • 呼吸器系疾患:慢性閉塞性疾患、肺炎、肺結核、肺癌
  • 血管疾患:貧血、悪性リンパ腫、多発性骨髄腫
  • 腎・尿路系疾患:慢性腎不全、前立腺肥大、尿路感染症
  • 内分泌・代謝疾患:糖尿病、痛風、甲状腺機能低下症
  • 骨・関節疾患:骨粗鬆症、変形性関節症

などがあげられます。

もちろん、同じ疾患でも高齢者と若年者では発病や症状、経過に多々違いが見られます。
僕が高齢者と接してきて感じる特徴として

  1. 多くの病気を同時に持っている(多病性である)。
  2. 慢性疾患が多い(慢性化しやすい)。
  3. 再発や合併症を伴いやすい。
  4. 継続的な治療が必要なことが多い。
  5. 病気かどうかわかりにくいことがある。
  6. 身体機能の低下を起こしやすい。
  7. 精神機能の低下を起こしやすい。

この内、当院に通院されている高齢者の方が問診時に答えてくれる疾患では、脳梗塞、高血圧、糖尿病、骨粗鬆症、変形性関節症がダントツに多いです。

脳梗塞:3つに分類されます。
高血圧、糖尿病、脂質代謝異常、喫煙習慣などの生活習慣病からくるアテローム血栓性脳梗塞
心疾患、不整脈からくる心原性脳梗塞
単一の深部穿通枝の閉塞からくるラクナ梗塞
この内、ラクナ梗塞が1番日本人には多く症状として片麻痺、半身感覚障害、構語障害あるいはその複合型となることが多い。意識障害や皮質症候は伴わない。

臨床では指先や下肢の痺れを訴える方が多いです。そのため、日常での行動範囲が狭まり、運動不足により筋肉に十分な血液の循環を促せなくなるので至るところで筋肉の拘縮、そこからくる関節の硬直が目立ちます。
筋肉への柔軟性や関節可動域の拡大に重きを置いて治療していきます。

高血圧:日本高血圧学会では最高血圧140mmHg、最低血圧90mmHg未満を正常範囲とし、140/90以上を高血圧としています。
糖尿病:インスリン作用の不足による慢性の高血糖状態を主徴とする代謝疾患群。
日本では95%以上が2型糖尿病でインスリン作用の相対的低下により惹き起こされる。
通常肥満している人に多く、発症は40歳以上が多い。
家系内に糖尿病患者がいることが多い。

重度の糖尿病患者では下肢に感覚障害を持つ方もいらっしゃいます。
いつ、どこでぶつけたのか本人も把握していない打撲痕をよく見かけます。
放置していると壊死まで起こり得るので細心の注意を払って日々の患者の身体状態を確認しています。

骨粗鬆症:過去のブログを参照

変形性関節症:過去のブログを参照

「とにかく、歩くと痛い!」が口癖の方が多いのがこの症状です。
動くと痛いのでゴロゴロするのが増えて身体の他の部分まで硬くなり悪循環になります。
適度の運動と関節症に関係する筋肉への筋力アップの重要性を認識してもらい無理のない範囲で運動をしてもらいます。

これらの症状に対して痛みの全快は無理としても痛みの緩和はできると信じて治療を施しています。
そして、もっとも大事なことは高齢者にとって身体・精神機能の低下が伴いやすいということです。
身体機能障害を伴う病気でなくても、長いことベッドの上で身体を動かしていなければ、簡単に四肢の運動機能が低下して廃用症候群となってしまいます。一度機能が低下すれば、その機能を再び回復させるのは難しいです。同時に何もしたくない、意欲の低下やうつ状態、認知症の温床となり閉じこもり症候群に発展すると廃用症候群から寝たきりへとなってしまいます。そういった予防としても継続して通って頂くのは大事だと思います。

廃用症候群:筋肉は使わないと細くなり、その筋力や持久力が低下します。
これを廃用性筋萎縮といいます。筋肉はその持ってる筋力の最大筋力20〜30%を使うことで保持できます。
それ以下になると次第に弱くなるので適度な運動をする必要があります。

 

岸和田まちの整体整骨院では身体の治療はもちろんですが、患者さんの心に寄り添い、笑顔をたくさん出せる環境作りにも重きを置いています。
痛いから家でじっとするのではなく、治療に来ていただき、何気ない会話のキャッチボールから人とのふれ合いを感じてもらうことも高齢者治療の1つだと思っています。
もし、身内に閉じこもり症候群の方がいらっしゃる方は是非、岸和田まちのまで一緒にいらして下さい!
心も身体も元気になっていきましょう!

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(参考文献 : リハビリテーション医学 改訂第3版、一般臨床医学 改訂第3版)