骨盤の左右の傾きが大きいと腰にきます。岸和田まちの整体整骨院の考察

骨盤の左右のバランスは中殿筋が大事

始めて当院を訪れる方には姿勢分析のお写真を撮らせて頂いてます。
横向きで1枚パシャ、後ろ向きで1枚パシャです。
横向きでは立位姿勢で猫背や反り腰、フラットバック、スマホ頚などが見て取れます。
後ろ向きでは身体の傾きを主に見ています。

この後ろ向きでの写真で骨盤が立位姿勢でどのように傾いているかも見ているのですが、健康な方なら骨盤は無意識に水平位を保持していますが、腰痛で来られる方はだいたいが左右の骨盤の傾きが大きいです。

以前書いたブログでも紹介しましたが骨盤につく筋肉は約30個ほどあります。
その中で骨盤の位置を安定させるバランス保持能力、左右の体重移動に大切な筋肉である中殿筋について今回はクローズアップしたいと思います。

中殿筋は骨盤にある腸骨後面から起始して大腿骨の大転子にす停止する筋肉です。
主な作用は股関節を外転すること。
そのほかにも股関節の屈曲や伸展、外旋、内旋の補助動筋としても作用してます。
関節運動の中心点の前後、左右など広範囲に付着しているので拮抗作用も司っています。

先ほども「健康な方なら骨盤は無意識に水平位を保持」と書きました。
ここで中殿筋がどのように水平位を保持するかを説明します。
右脚で片足立ちになったとしましょう。
骨盤だけで考えると骨盤の左端が重力に引っ張られて下がってしまい、中殿筋の起始部と停止部が伸ばされたようになるはずです。
でも実際はそんなことにはならないですよね。
骨盤は水平位を保っています。
このとき中殿筋の停止部はそのままで、中殿筋に収縮が起きて起始部が停止部に近づき、結果として骨盤を水平に保っています。

もし中殿筋が働かない(麻痺など)とどうでしょうか?
その場合は右脚に体重がかかったときに左側の骨盤が下がったままになり、歩こうとすると地面を引きずるように足を前に出して歩いてしまいます。
こういった現象をトレンデレンブルグ徴候といいます。

そこまではいかなくても中殿筋の柔軟性が低下した場合では、股関節の内転の動きや骨盤を左右に傾けるいった動きが十分にできないかもしれません。
そのために立位姿勢や歩行時にも腰に負担がかかりやすくなると考えられます。
横向きに寝るときに上側の股関節が内転しにくい人。
横向きで寝るときは足を揃えて寝る方が楽~なんて方は中殿筋の柔軟性が低下している可能性があり、腰痛でお悩みではないでしょうか?

同じような症状でお悩みの方は是非、

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(参考文献:姿勢と動きの「なぜ」がわかる本)


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(2021年2月11日)



 

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