ツボの達人ブログ

冷房から来る足のむくみ。岸和田まちの整体整骨院の考察

夏になると出やすい足にむくみ

梅雨も半ば、毎日寝苦しい夜が続きます。
暑くて寝にくいので、どうしてもつけっぱなしにしてしまうクーラーや扇風機。
前々回でのお話しで「冷房から来る腰痛」を書きましたが、同様の症状の方が多々来院しています。
そして、このタイプの腰痛をお持ちの方は、だいたい足のむくみでもお悩みの方が多いので、今回は「足のむくみ」について書きたいと思います。

以前も触れましたが、冷房の効いた自宅や会社で過ごすことが多いと、クーラーの冷たい風を長時間浴びる機会が増えて、身体が冷えることにより血行不良に陥りやすくなります。
これがむくみの主の原因です。

冷房病と言われる症状で、病気ではなく、冷房によって身体が冷えることが原因で起こると考えられるむくみや肩こり、腰痛、頭痛などの健康障害の俗称を指します。

暑いから快適に過ごしたいのに、身体が冷えることでなぜ健康障害がでるのか?
その答えは「自律神経の乱れ」が関係してきます。

人体の体温調整機能は自律神経によって行われています。
例えば、外温により身体が冷えれば、筋肉が収縮し、体温を体外へ逃がさないように働きます。
その逆に暑いと感じれば、血管を拡張して身体に不要な熱を放出してくれます。

緩やかな環境下では問題のないこの自律神経の体温調整機能も急激な変化にはついていけません。
めちゃくちゃ暑い外の気温からクーラーが効いた部屋への短時間での行き来や長時間の冷房にさらされるなどを身体に許容すると、自律神経が急激な温度変化についてこれなくなり、正常な働きが出来なくなります。

身体の冷えた状態が継続することで、血行不良が常態化していきます。
そのことが原因で足のむくみをはじめとした腰痛や肩こり、頭痛、酷くなると眩暈めまいや不眠症状といった深刻な体調不良をも引き起こす原因となります。

軽い症状を感じた段階ですぐに対応し、酷くならないようにすることが大事です。
日常生活で簡単にできる事としては、軽く羽織る上着を1枚持ち歩くとか簡単な運動やストレッチを取り入れることがいいでしょう。

鍼灸治療もしている整体整骨院的見解としては、お灸や足湯、フットマッサージで足のむくみに対してケアをしています。

足のむくみの効果的な経穴をいくつか紹介しましょう。
太衝たいしょう
足の甲側で親指と人差し指の骨の間を足首方面へと触っていき、V字型の骨の谷間のあたりにあります。
指でなぞっていくと、骨に当たって止まる場所です。
期待できる効能は生理不順や冷え、むくみなど女性特有の様々な症状に加えて、眼精疲労、かすみ目、頭痛にも効果があるとされています。

陰陵泉いんりょうせん
すねの内側を膝方向へと触れていった時に、太い骨に当たって指が自然に止まるところにあります。
期待できる効能は、足のむくみに加えてお腹のはりや膝痛、小便の出が悪い時にも用いられる経穴です。

足三里あしさんり
向う脛の骨を下から触れていくと、骨の突起に当たる場所があり、そこから指1本分外側にずらしたところにあります。
期待できる効能は足のむくみ、乳腺炎、便秘、下痢、消化不良、お腹のはり、嘔吐、胃痛に効果があるとされています。

三陰交さんいんこう
内果(内くるぶしのこと)から指4本ほど上にある骨のすぐ横にあるくぼみにあります。
期待できる効能は足のむくみを筆頭に生理不順や生理痛といった女性特有の症状に加えて、蕁麻疹じんましんや消化不良、難産にも効果があるとさています。
ただ、注意点として妊娠中は強く刺激しないことをお勧めします。

湧泉ゆうせん
足先を曲げたときに土踏まずにできる山のような形のしわの頂点部分にあります。
足裏のほぼ真ん中に位置していて、体内の水分調節に働きかける経穴です。
期待できる効能は足のむくみや冷えに加えて、不眠やのぼせ、喉痛や便秘に効果があるとされています。
頭の血行を良くして頭痛を緩和し、身体の怠さや疲れを取るとされている割とポピュラーの経穴です。
自分で押すときは痛すぎない加減で、ゆっくりと垂直に押すのがコツです。

フットマッサージでは専用のクリームを使用して、リンパを流し、ゆっくりとスライドさせながら足の裏から膝裏までを揉みほぐしていきます。
下から上へと揉みほぐされることで足のむくみが軽減されて施術後のスッキリ感が大人気な整体です。

足湯は身体を温めることも効能の1つですが、肝機能の亢進を促進して代謝をアップし、血流を良くすることで足のむくみを改善することが期待できる物理療法の1つです。

薄物を羽織るや軽い運動、ストレッチなどでもなかなか夏の足のむくみが改善しないという方は是非、一度ご相談してください!

 

同じような症状でお悩みの方は是非、

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岸和田まちの整体整骨院youtubeチャンネルで実際の施術の様子を見る事が出来ます。
(参考文献:東洋医学 基本としくみ)



(2020年7月2日)

免疫力を高めるには。岸和田まちの整体整骨院の考察

免疫力を高める経穴

最近は、テレビや新聞を見ていると、「新型コロナウィルス」といった言葉がよく目にします。
空気感染や接触感染でうつるので、予防法としては「手洗い」と「うがい」がもっとも必要です。

また、ウィルスを身体に入れないという予防策と共に、ウィルスが体内に入っても感染しにくい身体を作るという事も大事なことです。
つまり、免疫力を高めることです。

免疫力とは、外から侵入した病原体などを監視して撃退する抵抗力や回復力のことを言い、身体中で働いています。
病原体は、眼、耳、口などから気道や食道などを通過して身体の中へと入っていきます。
その際、身体を病原体から守ってくれる免疫細胞はその各所でブロック機能を駆使し(唾液、のどの奥の線毛、食道の粘膜、胃酸など)
、身体を守っています。

では、そんな免疫力を高めるにはどうしたらいいか?

当院では、お灸にて身体の中を巡る様々な栄養や生命エネルギーのようなものが出入りしやすい経穴に刺激を加えることで、体内のエネルギーの流れを良くしたり、悪りものを排除する力を高めてます。

ここに当院でよく使う経穴を紹介します。
大椎:首を前に曲げた時、大きく突き出る骨の下のくぼみにあります。
適応症ー発熱、せき、頚痛、肩背痛、腰痛に効果があるとされてます。

曲池:肘を直角に曲げた時に内側にできるしわの外端と肘の先端の間にある中央のくぼみにあります。
適応症ー発熱、肘痛、歯痛、生理不順、皮膚炎、高血圧に効果があるとされています。

風門:大椎の下方でもっとも突き出た骨(第2胸椎)のすぐ下のくぼみから左右に指2本分ほどずらしたところにあります。
適応症ー風邪、せき、発熱、頭痛、鼻づまり、頸背部痛に効果があるとされてます。

合谷:親指と人差し指のそれぞれの付け根がV字に交差するところにあります。
押すと圧痛または痛気持ちいい感じがする位置です。
適応症ー頭痛、歯痛、喉痛、頸肩痛、胃痛、腹痛、便秘に効果があるとされてます。

肺兪:大椎から胸椎3つ分ほど下に下がったところのくぼみから、左右へ指2本分ずらしたところにあります。
適応症ーせき、喘息、腰背部痛に効果があるとされています。

他にも免疫力を高める経穴は多々ありますが、そちらは当院に訪れた際に症状に合わせて施したいと思います。

日常生活でも免疫力を高める

免疫力とは、先ほども述べましたが、外から侵入した病原体などを監視して撃退する抵抗力や回復力をいいます。
これって実は、人間の体温と密接しています。
体温が上がると、身体の機能が活性化されて、免疫力も上昇します。
日常生活でも心掛けるだけで、簡単に免疫力を高める方法は多々あります。
いくつか紹介していきましょう。

腹式呼吸で体温を上げる
臨床で冷え性の方と接していると、実は胸式呼吸の方は多いことに気付かされます。
とくに、女性に多いです。
呼吸をすると筋肉が動き、筋肉が動くことで体温が上がります。
これは胸式呼吸より腹式呼吸の方が顕著で、人体でも大きな筋肉の1つである横隔膜を動かすことで高い発熱効果が望めます。
呼吸が浅くなってると感じたときは、深呼吸をしましょう!
おへその下を意識しながら、鼻で大きく息を吸い込んで数秒間息を止め、しっかりとおなかが膨らんでいるのを感じてから、口からフウーっと息を吐きます。3回ほど繰り返しましょう!

寝る1時間前にお風呂を上がり、質のいい睡眠を心掛ける
睡眠不足は免疫力を下げる要因の1つです。
良質な睡眠は自律神経を整えて、免疫細胞の働きを活性化し、免疫力を高めます。
ただ、人は体温を下げながら入眠するので、布団に入る1時間前にお風呂を上がり、寝る30分前には軽いストレッチなどで心を落ち着けてから寝ましょう。
体温を上げた状態、つまりお風呂につかってから寝ると、良質な睡眠がとれやすいです。

それ以外でも、お風呂に入浴することでリラックス状態になり、副交感神経も働いてくれます。
お湯の温度が高すぎると交感神経が働いてしまうので、温度は42℃ぐらいが適温です。
お風呂はシャワーだけという方は、是非、湯船につかって身体を温める入浴習慣をつけましょう!

ツボの刺激で血行改善
爪の生え際の両角には、神経線維が密集する「井穴せいけつ」という経穴があります。
東洋医学では、自律神経を調節する経穴とされていて、この生え際に刺激を与えるように爪をもんであげると自律神経に伝わり、バランスが整うとされています。
それによって免疫力が高まり、血液の流れも改善されます。

また、指先には毛細血管も密集しているので、爪をもんで刺激を与えることで毛細血管の血流を促すポンプのような役割も果たします。
1日数回を毎日続けることで、血行がよくなり、手の冷え性改善にも効果があります。

免疫力アップ!

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今回、紹介した経穴にお灸をしているのを岸和田まちの整体整骨院youtubeチャンネルで実際の施術の様子を見る事が出来ます。

(参考文献:東洋医学 基本としくみ)



(2020年3月6日)

背中の硬いの吸い玉治療で楽になりませんか?岸和田まちの整体整骨院の考察

背中の疲れがなかなかとれないのは。

「仕事や学校が忙しくなると身体がバキバキになって背中が痛い!」
なんてことを患者さんからよく聞きます。
疲労から来るものや代謝障害、内臓から来る冷え性、同じ動作を繰り返すことによるオーバーユーズなどが背部痛の原因として挙げられます。
これらの原因から来る背部痛には手技療法による筋肉の弛緩が有効です。
ただ、手技療法で筋肉の弛緩をしても直ぐに元に戻ってしまう事があります。
その最も多い原因として自律神経の乱れが考えられます。
この場合は交感神経が過剰に働き、興奮状態に常に身体がさらされていると考えられます。

自律神経
自律神経には交感神経と副交感神経がある。

交感神経は胸腰系ともいい、胸髄と腰髄から出て心拍数上昇、血管の収縮、胃の運動時の低下と収縮、腎臓でレニン分泌、膀胱の弛緩と収縮、眼の散瞳、気管の弛緩、立毛筋の収縮、外分泌腺の唾液腺と消化腺・汗腺を支配し代謝として肝臓や脂肪・インスリン分泌にも関係している。全身に分布している。

副交感神経は頭仙系ともいい、脳幹と仙髄から出て心拍数の低下、冠状動脈・脳の動脈の拡張、胃の運動時の上昇と弛緩、膀胱の収縮と弛緩、眼の縮瞳、気管の収縮、唾液腺・涙腺・消化腺の分泌、肝臓でグリコーゲン合成、インスリン分泌の促進に働く。内臓のみに分布する。

多くの内臓は交感神経と副交感神経で二重に支配される。
交感神経は興奮時に、副交感神経は安静時に働く。拮抗支配という。

吸い玉で自律神経を整える

自律神経の乱れで交感神経が優位となり、興奮状態が続いて身体がリラックスをできない。
そのために背部が硬くなると思われます。
このような時は自律神経を正常に整えつつ筋肉の弛緩も並行して行える吸い玉療法が有効です。吸い玉を取り付ける位置としては、交感神経が胸髄と腰髄から出ているので背部に取り付けます。

岸和田まちの整体整骨院

吸い玉療法
膀胱経

背部には五臓六腑の兪穴があり、全身を調整することができます。
この場合は脊柱神経を刺激して自律神経を整える作用を期待しています。

まずは脊柱起立筋に沿った膀胱経と正中線上を走る督脈に対して日を置いて交互に吸引していきます。
具体的には膀胱経は左右に、督脈は腰陽関から大椎に至るまで連結して吸引していきます。
吸引時間は10~15分ぐらいとし、30~50mm/Hgぐらいで吸引して効果をみていきます。

ここで、自律神経を整える経穴で督脈と膀胱経はとても大事な経脈なので簡単に説明しときましょう。

督脈
奇経八脈の1つ。身体の背面中央から下から上へと走る奇経で、6本の陽経と交わっており、全身の陽経を統括調整して陽の気の量を調節している。
また、脳や脊髄、腎などの働きを連携させるのに役立っている。骨盤内にある胞中ほうちゅうから始まり、会陰に出る。腰・背中・うなじと順に上がって脳内に入る。頭頂・額・鼻・上口唇と下って、上口唇内部の齦交ぎんこうへ到達する。

主に岸和田まちのでは、こちらの経穴に留缶しています。
大椎:第7頸椎の少し下。頭痛・肩、頸のこり・鼻血・呼吸器疾患・神経症に効果あり
陶道とうどう:第1胸椎の下。頭痛・悪寒・発熱・気喘・胸痛・うつ病に効果あり
神道:第5胸椎と第6胸椎の間。心痛・不眠・健忘・てんかんに効果あり
筋縮:第9胸椎と第10胸椎の間。うつ病・てんかん・痙攣・胃痛・四肢の運動障害に効果あり
懸枢けんすう:第1腰椎と第2腰椎の間。腹痛に効果あり
腰陽関こしのようかん:第4腰椎と第5腰椎の間。腰痛・膀胱疾患・膝関節痛・坐骨神経痛・片麻痺に効果あり

膀胱経
正式名称は足太陽膀胱経
膀胱に繋がる太陽の足陽経で、目の経穴の晴明せいめいから額へと上がり、頭頂部で分かれる。
一方は後頭部を通り、頭蓋骨内から脳へ。再び外へ出て、脊柱を挟むように左右を下がって腰の腎兪に至り、腎臓から膀胱へと繋がる。
もう一方は頭頂部から肩甲骨内側を経て下がり、股関節を通って膝でもう一方のルートと合流する。
そして、足の小指先の経穴「至陰しいん」に至り、ぼうこうと表裏の関係にある腎につながある足少陰腎経と交わる。

主の使う経穴として
大抒たいじょ:第1・第2胸椎の間から指二本外側。風邪や眩暈に効果あり。
肺兪:第3.第4胸椎の間から指二本外側。鼻炎・花粉症・肩や背中のこり・疼痛に効果あり。
心愈:第5・第6胸椎の間から指二本外側。高血圧・肋間神経痛に効果あり。
肝愈:第9胸椎下から指二本外側。肝機能障害・かすみ目・視力減退に効果あり。
胃兪:第12胸椎下から指二本外側。胃疾患・全身衰弱に効果あり。ダイエットにも用いられる。
腎兪:第2弾腰椎下から指二本外側。生殖器疾患・泌尿器疾患・腰痛に効果あり。
大腸愈:第4腰椎下から指二本外側。大腸・小腸疾患・腰神経痛に効果あり。
小腸愈:第1仙椎の下から指二本外側。腹痛・糖尿に効果あり。

これらの経穴は自律神経を整えるだけでなく、背部痛の除去にも役に立つ経穴です。

多くの方がこの治療で背部痛が楽になり、とてもスッキリしたとの感想を頂きました。
同じような症状で悩まれている方!
是非、岸和田まちの整体整骨院までお越しください。岸和田まちの整体整骨院youtubeチャンネルで実際の施術の様子を見る事が出来ます☆(参考文献:生理学 改訂第3版、早わかり 解剖学 ハンドブック、抜缶療法の臨床応用、東洋医学 基本としくみ)


(2019年5月24日)

十連休明けで自律神経に乱れ?岸和田まちの整体整骨院の考察

休暇から日常に戻って自律神経に乱れが生じてますよ

十連休という大型連休が明けて一週間ほどが経ちました。
この一週間に来院される患者さんの多くが

なんかダルい。

といった主訴で来られる方が多かったです。
詳しく問診していくと、

⑴お休みの間は家でのんびりゴロゴロしていられたが、会社に行くと仕事が溜まっていて心が落ち着かない。
⑵十連休中、天気がコロコロと変わって気温も暑かったり寒かったりとややこしかった。

などといった事が聞き取れました。

自律神経障害

⑴の理由を考察すると、ゆったりした環境から忙しい現実に戻ると多かれ少なかれストレスにさらされます。
このことから自律神経の交感神経が優位になり、仕事中以外でも交感神経が働き、オンオフが出来なくなって身体の、特に頸から腰に掛けてがカチカチの方が増産されてました。
また、明日も仕事なのに寝れなくて困っているなんて方もいらっしゃいました。
これ、うつ病の一歩手前ですよ。大袈裟でなく。

うつ病
気分障害の一つ。有病率は高く、生涯有病率は10~20%といわれています。
症状として、
抑うつ気分に支配されて元気がなく、笑顔が消えてしまう。
思考や行動も抑えられて活気がなくなる。
不眠、食欲低下、体重減少、便秘、全身倦怠感などがでて体調が悪くなる。
ひどくなると
自分は生きてる価値がないと考えたり、過去の失敗はすべて自分のせいであるという思い込む(罪責妄想ざいせきもうそう)。
将来の見通しはすべて閉ざされていると思い込み、他人に迷惑をかけるぐらいなら死ぬべきだと結論づけて自殺を図ろうとすることもあります。
一般的に抑うつ気分は朝方に強く、夕方から夜にかけて軽減する傾向にあるそうです(日内変動)。

身体症状が判り易くでるので身体の調子が悪いのかなと整骨院に来てくれますが、背部を触知すると自律神経障害による硬さは外的要因または外傷的要因ではないので身体を弛緩する手技療法をしようとも改善されません。
仮面うつ病ともいいますがこの場合、鍼灸師が当院では解決させて頂きます。

当院では自律神経障害を整えるために経穴や経絡に鍼治療や灸治療を行うことで過剰に緊張した筋肉にアプローチして日常に戻ってもらってます。
今回紹介する経穴は頭にある経穴です。

 

天柱:首筋のうなじにある窪みから親指一本内側寄りのやや下にある。
効能はストレス、精神疲労、肩こり、眼精疲労、肝機能更新、自律神経失調症の緩和に効きます。
百会頭頂部の中央線と両耳の穴を結んだ線との交差点二ある窪み。
効能は自律神経の調節、薄毛、痔、疼痛の緩和、改善とあります。
安眠:耳の後ろの頭蓋骨の突起部の下と風池を結ぶ線上の中間点にある。
効果として不眠、頭痛、めまい、高血圧に効果が期待できます。

風池:後頭部の下部、胸鎖乳突筋と僧帽筋の間の窪みにあります。
効果は頭痛、めまい、頚痛、涙目、鼻血、難聴、感冒に効きます。

 

岸和田まちの整体整骨院youtubeチャンネルで実際の施術の様子を見る事が出来ます☆

気象病

天候や気温がコロコロと変わることで体調を崩した患者さんも結構いました。
これは気象病というれっきとした病状です。
気象の変化で病状が出現する、または悪化する疾患の総称で、
よく耳にするのは

天気が悪い日は昔に怪我をしたところが痛い!

といった天気痛。
他にもメニエール病、喘息、めまい病、うつ病、頭痛、腰痛、肩こり、神経痛、関節炎、リウマチ、蕁麻疹、吐き気などの症状が出る方もいます。
原因として考えられるのは、内耳の気圧を感じるセンサーからの信号により自律神経系のバランスが崩れて交感神経優位となってしまい、それがストレスとなって疾患を惹き起こすとされています。
他の要因としては気圧の低下により人体にかかる圧が減ることで身体を巡る血管が拡張しやすくなるためだとされています。

こういった症状にも鍼灸治療で自律神経を整えることで対応は可能です。
上記の経穴に鍼治療や灸治療をしていく事で改善が期待できます。

それ以外にも吸い玉療法により交感神経が走行する胸髄と腰髄に吸い玉を吸引して自律神経を整えていきます。
主に督脈とくみゃく膀胱経ぼうこうけいに日を改めて交互に10~15分間ほど吸引していきます。

督脈
経絡の1つで、奇経に属する身体の後正中線を流れる経絡です。主に岸和田まちのでは、
大椎:第7頸椎の少し下。頭痛・肩、頸のこり・鼻血・呼吸器疾患・神経症に効果あり
陶道とうどう:第1胸椎の下。頭痛・悪寒・発熱・気喘・胸痛・うつ病に効果あり
神道:第5胸椎と第6胸椎の間。心痛・不眠・健忘・てんかんに効果あり
筋縮:第9胸椎と第10胸椎の間。うつ病・てんかん・痙攣・胃痛・四肢の運動障害に効果あり
懸枢けんすう:第1腰椎と第2腰椎の間。腹痛に効果あり
腰陽関こしのようかん:第4腰椎と第5腰椎の間。腰痛・膀胱疾患・膝関節痛・坐骨神経痛・片麻痺に効果あり
に吸引していきます。

膀胱経

大抒たいじょ:第1・第2胸椎の間から指二本外側。風邪や眩暈に効果あり。
肺兪:第3.第4胸椎の間から指二本外側。鼻炎・花粉症・肩や背中のこり・疼痛に効果あり。
心愈:第5・第6胸椎の間から指二本外側。高血圧・肋間神経痛に効果あり。
肝愈:第9胸椎下から指二本外側。肝機能障害・かすみ目・視力減退に効果あり。
胃兪:第12胸椎下から指二本外側。胃疾患・全身衰弱に効果あり。ダイエットにも用いられる。
腎兪:第2弾腰椎下から指二本外側。生殖器疾患・泌尿器疾患・腰痛に効果あり。
大腸愈:第4腰椎下から指二本外側。大腸・小腸疾患・腰神経痛に効果あり。
小腸愈:第1仙椎の下から指二本外側。腹痛・糖尿に効果あり。

こちらにも日を改めて吸引することで自律神経を整える効果が期待されます。

これらの症状で悩まれている方は是非、お越しください!

今すぐ、岸和田まちのへGO!

(参考文献:衛生学・公衆衛生学 改訂第6版、カラー図解 東洋医学 基本としくみ、ウィキペディア)



(2019年5月16日)

鍼灸治療で花粉症に対応してみては?

花粉症の季節到来です

先週の土曜日からアレルギー性の花粉症が出てきました!
丁度、その日のおは土を見てた時に杉の花粉が・ ・ ・的な事を放送してたので、目が痒いのはこれか!と納得です。
岸和田まちの整体整骨院でもアレルギーで苦しんでいる方が来院して鍼灸治療による施術を希望される方が多々います。

 

下の画像をクリックすると実際の鍼灸の施術の様子を見る事が出来ます☆

鍼灸治療

僕自身、沢山のアレルギーに悩んでる一人なんですが(杉、ヒノキ、ブタ草、PM2,5、黄砂にハウスダスト、たまに寒冷も)、なんでこんなにしんどいねん!常にマスクいるから面倒臭いわ!、と日々感じています。
学生時代に授業でアレルギーについて少し習った事を思い出したので、当時の教科書を引っ張りだして調べてみました。

IgE抗体は過敏反応のもっとも重要な担い手である。血液中に大量のI g E抗体をもつアレルギー体質をもつヒトにおいては、I g E抗体が特定の抗原と反応し、その抗原抗体が結合した肥満細胞からヒスタミンなどが遊離し、過敏反応としての軽症の蕁麻疹、花粉症から、重度のアナフィラキシーショックに至ることがある。
(生理学 改訂第3版から抜粋)

なんとなく、わかったような、わからんような感じなのでもう少し調べてみました。

アレルギーとは
免疫とは、生体に侵入した異物を無毒化、排除する働きであり、生体防御の根幹をなしている。しかし、ときとして免疫反応が生体に有害に、また組織障害性に作用することがある。これがアレルギー反応(現象)とよばれるものである。

(病理学概論 改訂第3版から抜粋)

また、一言でアレルギーと言っても実はその発生機序によって1〜5型に分けられていて、通常、僕らがアレルギーと呼んでいるものは1型に分類されています。

1型(アナフィラキシー型反応)
花粉、ハウスダスト、牛乳といった抗原(アレルギーの原因物質という意味でアレルゲンとよばれる)が、肥満細胞の表面のI g E(免疫グロブリンE)と結合してヒスタミンを分泌することによって起こる現象である。一度感作された生体に再度同じ抗原が入ると、肥満細胞表面のI g Eに抗原が反応し、肥満細胞は活性化してヒスタミンやロイコトリエンなどの物質を遊離する。ヒスタミンやロイコトリエンは代表的な血管・平滑筋作動物質であり、炎症反応でも作用する。血管透過性亢進、血管拡張、気管支平滑筋の収縮といった作用がある。

(病理学概論 改訂第3版から抜粋)

ヒスタミンやロイコトリエンがアレルギーを起こしている原因だと理解できる出来ますね。

西洋医学的にはこう説明されていますが、東洋医学では外部から身を守る働きは肺が担うとされているので、アレルギーが起きている場所は肺であるとしています。そのため、肺と体の深部との連絡を正常にすることが、アレルギー治療の基本とし、また、生活習慣の改善がアレルギー疾患の根本的解決になるとされています。
(参考資料 東洋医学 基本としくみ)

アレルギー用の抗ヒスタミン薬を飲むと眠気が誘われて仕事中に眠くなる方や薬を飲んでもまだ症状が出ていてツライ方!是非、この機会に鍼灸でアレルギー性の花粉症を緩和してみてはどうでしょうか?

岸和田で花粉症にお悩みの方に対しての治療に定評のある岸和田まちの整体整骨院!

Google Mapからの検索で
岸和田市 整骨院
を検索すると分かりやすいです(^_-)-☆



(2019年2月8日)

津液について。岸和田まちの整体整骨院の考察

津液について

最近はクーラーを付けないと寝れません!
電気代が怖い!
こんにちは!
岸和田まちの整体整骨院の宮河です。

前回は"血"についてお話ししました。今回はと共に体を構成する津液のお話し。


"津液"とは生命を維持するために必要な水分のことを指します。
水のようなものですがただの水とは異なり、臓器や関節の働きを滑らかにしたり、不要な成分を排出したりする作用を持っています。

"津液"は"津"と"液"とに分けられます。
"津"はサラサラとした体表を巡る水分で体表に潤いを与えたり、汗や吐く息といった形で熱や老廃物を体外に排出しるを"気"と共に担ってます。

"液"はねっとりとした体の深層を巡る水分で、臓器に栄養を届けたり関節内の滑液となって関節の動きを滑らかにする働きがあります。

これらに不調があるとこういった病態が現れます。

隠虚

量が不足する場合に現れ、体に余分な熱が残りやすく乾燥傾向。

症状として熱感、寝汗、空咳、不眠、便秘、嗄声、髪のパサつきなどが挙げられます。

治療法は"腎"や"脾"の機能を高める"補隠"が用いられます。

湿

"津液"が部分的に過剰になって滞ることで起こる病態。

雨の日や湿度の高い日に体調が悪くなりやすく、頭が重い、体が重だるい、胸が苦しい、下痢をしやすいといった傾向が現れます。

"湿"が更に進むと"痰飲"となり、めまいや耳鳴り、不整脈も伴います。

治療法は"腎"、"脾"、"肺"の機能を高めて余分な"津液"を取り除く"利湿"が有効です。

湿熱

"湿"が体内の余分な熱と結びついて生じる病態。

"隠"と"陽"が絡み合う複雑な状態で、黄色く粘る痰や滲出液が出たり、口が粘ったり乾くが水分は取りたくないといった症状を引き起こし、皮膚に化膿や炎症が出やすい、吹き出物が目立つ、暑がりで汗っかきといった傾向が現れます。

治療は"利湿"と熱を冷ます"清熱"を同時に行うのが有効です。


○これらの症状に心当たりがある方はぜひ一度お越しください。
岸和田まちの整体整骨院ではベテラン鍼灸師が貴方のお悩みを解決します。



(2018年7月6日)



 

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