スマホ見ながら歩いていると…②。岸和田まちの整体整骨院の考察

岸和田まちの整体整骨院 筋肉と関節の専門家ブログ
外側側副靭帯

グネりましたね

前回のお話しでは僕自身がスマホを見ながら歩いてコケて膝や肘を打撲したエピソードを紹介しました。
今現在は一週間ほど経過してicinngや超音波治療のおかげでなんとか膝を屈曲できるぐらいは治癒してきました。
そんな状態でも毎朝、会社に行くために電車に乗ります。
痛み歩きずらいからゆっくりと駅のホームを歩いていると、やっぱり多い歩きスマホの人達。
ぶつからないように注意してると僕の手前で横から早歩きで電車に乗り込もうとした人と接触しそうになって、上手に避けたが足がグニってなってました。
痛そうな顔でぶつかりそうになった人を睨みながらびっこを引いて僕の前を過ぎて行きました。
捻挫ですね。軽度だと思いますが。

捻挫しやすい足関節

歩きスマホで起こりやすい外傷はで段差に躓いてコケての打撲の他にも捻挫、酷いと骨折まであると思います。
今回、目撃したのは足関節の捻挫でしたのでこれについて少し述べていきましょう。足関節の捻挫は日常的に見られる外傷の1つです。
柔道整復師が整骨院で治療できる外傷ですね。足関節、正しくは距腿関節は脛骨、腓骨、距骨によって構成される螺旋関節です。

螺旋関節
蝶番運動を行う一軸性関節(ex指節間関節、腕尺関節、距腿関節)の蝶番関節のうち、運動時に螺旋運動が見られるものをいいいます。

この距腿関節を補強する靭帯として外側側副靭帯と内側側副靱帯があります。
このうち、よく捻挫して損傷しやすいのは人体の構造上、外側側副靭帯です。

外側側副靭帯損傷

足関節を内がえし(底屈、内転、回外)することによって発生する捻挫です。
外側側副靭帯は3つに区分されていて、前距腓靭帯・踵腓靭帯・後距腓靭帯で構成されています。
この中で臨床的にもっとも多くみられるのは前距腓靭帯の損傷です。
前距腓靭帯は足関節の内がえしを抑制する機能と距骨の前方移動を抑制する機能があるので、損傷が2度や3度になると足関節の内反動揺性や前方引き出し症状が著明にみられます。

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外側側副靭帯

症状
症状は足関節の外側部に疼痛、腫脹が確認できて数日後には皮下出血班(青タン)が出現します。
患者に受傷時の肢位を強制的にとらせると疼痛が誘発されるので有効な確認テストとして用います。
重傷な場合は足関節の前方引き出し症状や距骨傾斜角の異常が著明に見てとれます。
この時、前方引き出し症状が5〜10°で前距腓靭帯の断裂を、15〜30°で前距腓靭帯と踵腓靭帯の断裂を疑います。
距骨傾斜角では0〜6°を正常として、10°以上で陽性もしくは不安定性が10°以上、健側比較±5°以上で陽性と判断します。
以前に捻挫が癖になっていたというコンタクトスポーツをしていた患者の足関節を触診した際に、この距骨傾斜角が10°以上の角度で固定されていました。
体重を支える足関節が正常な角度ではないので姿勢にも影響して腰痛を起こしやすくなっていました。
たかが捻挫と放置していると後々に違う症状が姿勢にも影響するのだと教えられた臨床体験です。
治療法

外側側副靭帯損傷の初期は軽重度に関係なく、rice処置の原則に従います。
まずはicinngを行い、外果部を圧迫枕子を当てて圧迫します。
そして、包帯固定をして高挙とするのが一般的です。

riceの法則
局所の閉鎖性損傷の全てに該当する初期処置法。
riceの基本原則はrest(安静)、icinng(冷却)、compression(圧迫)、elevation(挙上)で、もっとも重要な処置はrest(安静)です。

この際に気をつける事の1つにこの状態が本当に捻挫かどうかという事があります。
もしかしたら、骨折の可能もあります。
この時に使う指標としてOttawa Ankle Rules(OAR)というものを参考にします。

Ottawa Ankle Rules(OAR)

足関節の捻挫を診る時に骨折の有無を確認する評価方法です。

5つのポイントを評価して、全てに痛みがないもしくは荷重が可能ならば骨折の可能性は極めて低いと言われています。

  1. 外側の後端6cm又は頂点の疼痛の有無
  2. 内側の後端6cm又は頂点の疼痛の有無
  3. 第5中足骨底の疼痛の有無
  4. 舟状骨の疼痛の有無
  5. 怪我をした直後に4歩続けて歩けたか
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学生時代のノートからのOttawa Ankle Rules

レントゲン撮影がなくても評価ができる有り難い評価方法です。
5番目の4歩続けて歩くのが困難な場合は医療機関ですぐにレントゲン撮影が必要ですね
また、視診で明らかな変形を認めた場合はこのガイドラインは使わず、専門の医療機関を受診してもらいます。

損傷の程度によってテーピングや副子固定をして、2〜3週間後に固定を除去し、腫脹の状況や不安定性がまだあるかを確認します。
部分断裂をしてる場合で3週間の固定、完全断裂では6週間の固定が最低でも必要とされています。
後療法
急性期が過ぎれば物理療法や手技療法を行います。
固定中でも足関節の等尺性収縮運動は必須で、特に足指部の運動療法は拘縮の予防や血流を促進するために重要です。固定除去後は物理療法、手技療法と共に足関節の自動運動を指導し、また長・短腓骨筋・第3腓骨筋の強化を指導して捻挫をしにくい関節を作っていきます。固定の不備や固定期間の不足は先に述べた距骨傾斜角の異常や足関節が不安定で動揺性が残る外傷性関節症となるので注意をしましょう。

(参考文献:柔道整復学・理論編 改訂第5版、解剖学 改訂第2版)

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