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痺れの色いろ。岸和田まちの整体整骨院の考察

痺れの原因

今週もたくさんの患者様が来院し、色いろな症状に触れて治療しましたが、問診時の症状の中に「痺れ」を愁訴とする方が多かったので、今回のお話しは「痺れ」について書いています。

患者様から「痺れが出ていて・・・」と言われますが、痺れと一言でいっても実際には色いろな意味が含まれていると思われます。

①感覚異常
これが一番多いのではないでしょうか。
手や足にチクチクとかジンジンといった普通ではない感覚が出ている状態です。
何もしていない安静時で出ることもあれば、何か行動をしているときにでたり、または皮膚を触ったり叩いたりしたときに症状がでます。

②感覚低下
痛みがでたり、なんか冷たい感覚がしたり、ときにはモノにふれているのに触った感覚または触られた感覚が鈍かったりする状態です。

③運動麻痺
自分の意志で手足が動かしにくい、または手足に力が入らない状態を意味します。

一概に「痺れ」といってもこれだけの意味がありますので、よく問診してどういった原因が引き起こしているのかを考察します。

痺れを引き起こす原因としては、末梢レベルから順に
〇筋障害
→筋障害が原因の場合は、筋炎や筋ジストロフィーが該当し、近位筋が主として原因となります。

〇神経筋接合部障害
→末梢神経の興奮を筋に伝えて、筋収縮を起こす情報を伝達する役割である神経筋接合部が標的となる障害です。
有名な病気に重症筋無力症とランバート・イートン症候群(筋無力症候群)があります。

〇末梢神経障害
→こちらは3つの種類に分類されています。
単神経障害:手根管症候群、肘部管症候群、橈骨神経麻痺、腓骨神経麻痺、足根菅症候群、帯状疱疹などが挙げられます。

多発単神経障害:血管炎、膠原病関連疾患、サルコイドーシスなどが該当します。

多発神経障害:糖尿病、尿毒症、ビタミン欠乏症、アルコール多飲、ギランバレー症候群、腫瘍、AIDSなどの感染症、中毒性(重金属、農薬、有機溶剤など)、薬剤性(抗腫瘍薬など)といったものが挙げられます。

〇神経叢障害
→有名な症状としては、腕神経叢損傷が挙げられます。
事故やスポーツでの転倒などで腕神経叢が引き伸ばされて損傷し、上肢の痺れや肩の挙上、肘の屈曲ができなくなったり、ときには手指もまったく動かなくなることもある病状です。

〇神経根障害
→頚椎症が一番有名で、頸椎の加齢による椎間板の変性や靱帯が厚く硬くなることで、頸部や肩甲骨付近に痛みを発したり、頸・肩から腕や手にかけて痛みや痺れなどの症状が出る病状です。

〇脊髄障害
→脊椎症、椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症、後縦靭帯骨化症といったものが挙げられます。

〇脳幹障害、大脳障害
→この症状で典型的なものといえば脳梗塞です。
ほかにも脳出血や脳腫瘍、多発性硬化症、脳炎、三叉神経痛などが該当します。

こうやって見ると、「痺れ」といっても色いろな原因から引き起こされているのがよく分かりますね。

この中で、筋肉や関節、神経が関連して柔道整復師的治療や鍼灸治療で改善が見込めるものは治療をしていきます。

ですが改善の傾向が見られず、脳神経内科的・整形外科的なものが疑われるものは専門の機関にて診てもらうよう促しております。

「なにか痺れておかしいな?」と感じたら、相談だけでも結構ですので、一度来院してみてください。

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(2020年10月22日)

肘内障。手を引っ張るときは注意。岸和田まちの整体整骨院の考察

肘内障

今週の頭。
先ほど、産後の骨盤矯正を終えられて帰られた患者さんが血相を変えて当院のドアをくぐられました。

「娘が脱臼したみたいなので、診てもらえませんか!」

胸元には大声で泣き続けている1歳未満の赤ちゃん。
お母さんも泣きそうな表情です。

すぐに院長先生に診てもらい、赤ちゃんには問診が出来ないのでお母さんに何があったのかを確認しても、
「わからない!でも、腕はぶらんってしてて脱臼してると思ったから、こちらに来ました。」
「整形外科にはいってないです。」
とパニック状態でした。

とりあえず、全身状態の観察をして、患肢が下垂していることや上肢を動かせないことは明らかだったようなので、「肘内障」と判断し、整復したそうです。(このとき、僕自身は他の新患対応で四苦八苦していたので、後から聞きました。)

整復時にクリック音を確認し、そのあと自動運動もしていたので整復はうまくいったのと思われますが、そこは1歳未満の赤ちゃんです。
意思疎通もできなければ、泣き止んでもくれませんでした。

受傷原因がわからないタイプなので、万が一の骨折も考慮して整形外科での受診を勧めて、治療は終了しました。
後ほど、整形外科で診察を受けてきて、「肘内障」との診断と整復が正しくされていたことをご連絡いただきました。

さて、この「肘内障」、普通はこのぐらいの1歳未満の赤ちゃんではでない症例なのでびっくりしました。
通常、学齢前の2~4歳児に多発する亜脱臼です。

主に親が子供の手を引っ張った際に発生することが多いです。
ほかには、子供が寝転んで自分の上肢を身体に巻き込んで受傷したり、親または兄弟が子供とふれあっている際に手を持って吊り上げたり、手を持って振り回すといったことでも発生します。
稀な原因としては、洋服を着せる際に手が引っかかって引っ張った際に起こることもあるようです。

自分で怪我をしていることを言えない幼児が泣きじゃくっていて、肘が抜けている可能性があるときに診るポイントは、
1)動かないほうの上肢(患肢)の前腕が回内位で下垂している。

2)上肢を自分の意志で動かすことができない。

3)患肢の前腕を回外してみると、疼痛が強くなって泣き方がひどくなる。
その際にバネのような抵抗感を感じる。

4)肘(この場合は腕橈関節)に限局した圧痛が認められる。

5)腫脹や発赤などの炎症所見がみられない。

といったことが挙げられます。

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(2020年10月9日)

自律神経の働き。岸和田まちの整体整骨院の考察

自律神経系とは

冷房病や熱中症など自律神経が乱れることで症状が現れる症例についてのお話しを何度か書いてきましたが、今回はそもそも
「自律神経って何?」
ということについて書いていきたいと思います。

自律神経はざっくりというと、循環器や消化器、呼吸器などの活動を調整するために、24時間働き続けている神経です。
身体の活動時や昼間に活発になるのが交感神経で、安静時や夜に活発になるのが副交感神経ですね。

詳しく説明すれば、生体機能は神経系と内分泌系によって調節されていて、神経系は中枢神経系(脳と脊髄)とこれを発端として全身に分布する末梢神経系より構成されます。

末梢神経系の神経線維には機能上、求心性と遠心性とに分類でき、骨格筋を効果器にもつ遠心性神経とそれと機能的に結合する求心性神経を総称して「体性神経系」といい、心筋や平滑筋、分泌腺を効果器にもつ遠心性神経とこれと機能的に結合する求心性神経を総称して「自律神経系」と言います。

そして、体性神経系と自律神経系の求心性・遠心性神経が脳神経と脊髄神経を構成しています。
そして自律性遠心性神経のうち、胸髄と腰髄の側角から出るものを「交感神経」といい、脳幹の自律神経核と仙髄側角から出るものを「副交感神経」といいます。

余談ながら、普段の施術時に脊柱の胸椎や腰椎を指圧する際には、「交感神経がこのへんからでてるから、リラックス効果を与えて交感神経の過剰な働きよ、治まれ~!」と念じながら僕は手技療法をしています。

自律神経効果器官の大部分は交感神経と副交感神経の二重支配を受けています。
そして、お互いの支配効果はまるっきり反対で、これを拮抗性支配といいます。

例を挙げると、心臓は交感神経により促進して、副交感神経により抑制されます。
逆に胃腸管の運動と分泌機能は交感神経によって抑制して、副交感神経によって促進されます。

これには例外もあり、唾液腺は交感神経、副交感神経両方により促進し、瞳孔散大筋、腎臓、立毛筋、副腎髄質、汗腺、血管の大部分は交感神経のみの支配、瞳孔括約筋は副交感神経のみの支配を受けいます。

交感神経と副交感神経はお互いに刺激効果の平衡するところで活動状態が維持されているので、一方の活動が弱まれば他方の活動がより強く表面に表れて身体を維持してくれています。

もし、交感神経が過剰に促進した場合は副交感神経で拮抗していない立毛筋や汗腺、大部分の血管は大変なことになるという事なんでしょうね。
鳥肌や大量の汗が止まらない時などが該当しそうです。

自律神経が乱れると

身体の色々な活動を維持している自律神経が外的刺激、例えばストレスなどが要因になって乱れると様々な疾患が身体に表れます。

1)自律神経失調症
一番有名な疾患はこれではないでしょうか?
多大なストレスや過労などが原因となって自律神経を乱し、身体や心に不調がでる疾患です。
心のトラブルとしては、不安や過度の緊張、抑うつ状態を呈します。
また、めまいや不眠、全身の倦怠感、吐き気、多汗、動悸、不整脈、頭痛、肩こり、手足の痺れなどといった症状が出てきます。
こちらの症状は人によってまちまちで、すべての症状が出るわけではありません。

2)ストレス潰瘍
仕事や試験など過度のストレスや過労により胃十二指腸潰瘍ができて、腹痛や下血が生じます。

3)ストレス性胃炎
ストレスや生活習慣の乱れなどから自律神経が乱れて胃酸が過剰に分泌され、胸やけや胃痛、喉がつかえる、胃もたれといった胃炎の症状がでる疾患です。

4)過呼吸症候群
過換気症候群ともいいます。
精神的ストレスによって発作的に呼吸困難を訴え、動脈血中CО₂分圧低下と呼吸性アルカローシスを呈します。
具体的にはめまいや手足の痺れ、筋肉のこわばりなどの症状が生じます。
息苦しさから余計に呼吸スピードが速くなって息苦しさが倍増する悪循環に陥ることもあります。
治療には大きな紙袋を当ててゆっくりと再呼吸させるといいです。

5)過敏性大腸症候群
大腸の運動亢進、分泌亢進によって腹痛や下痢、便秘、腹部膨満などを起こす疾患です。
下痢型、便秘型、下痢便秘交代型に分類できます。
精神的ストレスが関与するので、病院などで検査をしても目に見える異常が認められないのが特徴です。

6)搔痒症そうようしょう
皮膚にかゆみを引き起こすような湿疹や発疹がないにもかかわらず、かゆみが生じる状態をいいます。
原因は皮膚の乾燥や薬の副作用、腎臓や肝臓の病気、甲状腺機能低下症、白血病など多岐に亘りますが、ストレスが原因としても起こる症状です。
当院でも仕事でストレスがたまるとこの症状がでるといった方が数人いてました。

そのほかにも頻尿やインポテンツも自律神経が関与しています。

自律神経を整える事として、当院では鍼灸治療や吸玉療法といった治療法、足湯、ウォーターベッドといった物理療法を施しています。

 

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(参考文献:生理学 改訂第3版、病理学概論 改訂第3版)


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(2020年10月2日)

スーパー銭湯でリフレッシュ。岸和田まちの整体整骨院で働く筆者の休日

大きなお風呂とあかすり

毎日、仕事をして癒しの時間と言えば、小さな湯船に浸かってその日の疲れを取ることなんて方は多いと思います。
僕のその大多数の一人ですが、やはりたまには大きなお風呂を堪能したい!

ということで三か月に一度の割合でスーパー銭湯に行ってます。

魅力はやはり、様々なタイプの大きな湯船に手足を伸ばしては入れることで、普段は烏の行水に近い筆者もこの時ばかりはのんびりと浸かってます。

ある程度大きな湯船に浸かって堪能した後のお楽しみが「あかすり」です。

こちらは入船料とは別に料金が発生しますが、たまの癒しということで少し贅沢をします。

だいたいいつも40分のコースで「あかすり+顔パック」を選択。

お風呂内にあるあかすりコーナーのアガシに予約をしてから、10分ほど湯船に浸かると呼び出されます。
ちなみにアガシとは、韓国語で「お姉さん」という意味です。
おばさんでもアガシと言わないととても気分を損なわれるので気を付けてます。

そこから専用のベッドに横たわり、あかすり用のミトンで優しく垢を落とされていきます。

あかすりの効果は、よく言われるのは「美容」、「ダイエット」、「疲労回復」、「体臭予防」です。
僕が期待する効果はこの中では「疲労回復」と「体臭予防」で、とくに「体臭予防」に重きを置いています。

というのも、以前に行ったマッサージ店で外国人のマッサージ師さんに、
「お兄さん、中華料理屋の料理人してる人?」
と言われてしまいました。

最初は「???」となりましたが、着ていたシャツを自分で嗅ぐとまさに中華料理で嗅いだことがある匂いが・・・。
一日、汗だくで仕事をして夜になると加齢臭がそんな匂いに変化していたようです。
心の中はOZNのアスキーアートでいっぱいになってしまいました。
普段から仕事終わりはエイトフォーしているんですが足りませんか。

あかすりで効果が期待できる「体臭予防」では、体臭の根本原因を予防することができます。
というのも、肌の表面や毛穴に隠れたあかは、皮脂や老廃物によってできています。
毎日シャワーや湯船に浸かる人でも完全に洗い流せていないことも多く、肌の表面に残ったあかは体臭の原因の一つです。

あかすりで普段こすれていないあかをごっそりとってもらい、「加齢臭」とバイバイしたら、もう一度大きなお風呂を堪能します。
お風呂上りに一杯やって身体と心をリフレッシュしたら、また明日から頑張りたいという気持ちが出てきますね。

こんなスタッフがいる岸和田まちの整体整骨院に興味のある方!
求人も行ってます。

是非一度、こちらのページもご覧ください。


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(2020年9月28日)

筋損傷。岸和田まちの整体整骨院の考察

外傷性筋損傷

筋肉に損傷を受けた時、それが介達外力、いわゆる間接的な力によるものの場合は肉離れといい、直達外力では筋打撲と定義されています。

実は最近、自分自身に筋損傷が起こりました。

お風呂前に日課のストレッチを施している際に左肩に嫌な痛みが生じました。
こちらの肩は以前に脱臼したことがあり、肩関節が右よりも緩くなっているので、たまにこういったことが起こります。

「あっ、ヤバい!」と思い、一人コッヘル法をしながら、しばらく格闘していると、急に上腕二頭筋の筋腹に痛みが走りました。

患部を直接圧迫しても疼痛があり、またある一定の動作をすると疼痛が誘発します。

「まぁ、軽い肉離れっぽいから様子見よかな。」

とお風呂に入り、万一のためにシャワーだけにして、これまた日課の晩酌をしてから寝てしましました。

朝起きて、左の上腕二頭筋の状態を確認すると、めちゃくちゃ痛いです。

間違いなく、炎症してます。

「やってもうたかぁ~。」

と思いながら、すぐにRICE処置を施しました。

この場合はRICE処置のIに当たるアイシングです。

ハンドタオルを濡らして硬めに絞り、冷凍庫の中にある保冷剤で巻いて、患部を冷やします。

その状態で、朝食を取り、会社に行く用意をして、保冷剤を外し、冷凍庫に常備入れている「冷えピタ」を患部に貼って会社に向かいました。

会社に着いてから、患部に超音波療法をして、またアイシングをし仕事を始めました。

二時間ほどは冷や汗が出ながら働いてましたが、徐々に痛みも引いていき、昼前には痛みが消失していました。

「寝る前にすぐアイシングしとけば良かった。。。」

と後悔した一日でした。

今回の筋損傷を専門的に分析すると、外傷性筋損傷となります。

正常な筋肉に外力が作用して発生するもので、急性と亜急性に分類されます。

急性は外力による荷重が度を越したもの、突発的にすごい力がふいに加わったときに起こります。

亜急性によるものは疲労性筋損傷で軽度な外力が繰り返しまたは持続的に作用することで、疲労状態を引き起こして発生するものです。

例えば、仕事やスポーツ活動で同じような動作を繰り返すことで小さな損傷が積み重なって起こることもありますし、変な寝方をして片方の首の筋肉が極度に伸びた状態が長時間続いて、起きたら首が動ないといったことも筋損傷です。
まぁ、いわゆる「寝違い」ですね。

それ以外にも同じ姿勢や不良姿勢を長時間続けることで多大な筋緊張が炎症状態を起こし、筋肉がうっ血して硬化する過労性筋炎や一過性のもので短時間ですが、筋肉が強く収縮して痛みが発生するものもあります。

専門的な言葉で言うと筋痙攣、一般的には「筋肉がつる」といった現象です。
腓腹筋のこむら返りや大腿後面のハムストリングス、背筋に発生することが多いです。

外傷性筋損傷とは違い、病的状態によって引き起こるものもあります。
「進行性筋ジストロフィー」や「多発性筋炎」、「多発性神経炎」、「シャルコー・マリー・ツース病」、「脊髄性小児麻痺」、「進行性骨化性筋炎」、「細菌感染」、注射による医原性」などが有名です。

僕の場合は亜急性の疲労性筋損傷が該当すると思われます。

手技療法にて上腕二頭筋に過度の緊張が常にあるところに、「一人コッヘル法」という無理な体勢を幾度がとって筋肉に過度の伸長が加わり、筋損傷が起こったのではないかと推察しています。

ちなみに「一人コッヘル法」とは肩関節脱臼を施術する際に行う「コッヘル法」を牽引も助手もなく、動作だけを自前で行うことで、もし完全脱臼していたら絶対に肩ははまらない、僕が肩に違和感があるときによくする他愛もない動作です。あしからず。

アイシングをしたのが朝の7時。
そこから痛みが引いたのがお昼前ということで、「筋損傷の程度による分類」では第Ⅰ度が該当すると思われます。

第Ⅰ度とは「筋繊維の断裂は認められないが、筋の伸長により筋細胞の破壊などがみられるもの。
また筋繊維、筋周膜には変化はなく筋間損傷が主なもの。
筋力や可動域制限をきたすことは少ないが、自動あるいは他動運動の際に不快感や違和感、疼痛がある。」
と定義されています。

ちなみに第Ⅱ度は部分断裂を指し、こちらが一般的にいう「肉離れ」と言われるものです。
圧痛と腫脹があり、筋収縮は可能ですが、痛すぎて収縮できないことがあります。
局所に陥凹ができることもあります。

第Ⅲ度は完全断裂です。
筋腹間に陥凹があり、腫瘤を形成します。
筋肉の収縮は見られず、受傷後24時間前後に皮下出血斑がでることがあります。
何度も肉離れを起こしたことのある人ではないとココまでの損傷は少ないです。

今回は大した損傷ではなく、すぐに仕事に支障がないように治癒したのでホッとしました。
普段からの疲労の回復も大事だなと改めて感じさせる出来事でした。

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(2020年9月21日)

筋肉量の低下もその痛みの原因の1つです。岸和田まちの整体整骨院の考察

加齢から来る筋肉量の低下

高齢者の治療をしていると、最初の主訴である痛みがある程度改善してした段階で、ガクンと治療スピードが落ちることが多々あります。

具体的な例で言うと、
「膝の痛みで来られた変形性膝関節症の患者さんが歩くと常に痛いと言っていた症状が今は大丈夫だが、歩きだしや長時間歩くと膝の裏が突っ張った感じがする。」

といったことを訴えることがよくあります。

これは実は、痛みがある期間に歩くことが少なくなり、加齢も手伝って、筋肉量が低下したことで筋力が低下した状態だと推察されます。

こういった症状を「サルコペニア」といいます。

加齢や元々ある疾患などにより、行動範囲が狭くなることで筋肉量が減少して、下肢の筋肉や体幹の筋肉、握力といった筋力の低下をいいます。

それ以外にも、歩行時に杖や手すりが必要であったり、歩くスピードが若いころよりも遅くなるといった身体機能の低下もサルコペニアです。

サルコペニアは2つのタイプがあり、加齢以外に明らかな原因がない一次性サルコペニアと不活発な生活スタイルが招く二次性サルコペニアに分類されます。

先ほど記述した例で出てきた患者さんは二次性サルコペニアに分類されると思われます。

これがもっと悪くなると、「ロコモティブシンドローム」といったものに発展する可能性があります。

ロコモティブシンドロームとは、加齢に伴う筋力の低下や関節や脊椎の疾患、骨粗鬆症などにより運動機能が衰えて、要介護や寝たきりになってしまう、またはそのリスクが高い状態を表す言葉です。

こういったことにならないようには、軽い運動を推奨しています。
ウォーキングや水泳などが出来るならしてもらいますが、そのことにより痛みが増幅する方には簡単なレジスタンス運動を推奨しています。

レジスタンス運動(抵抗運動)とは筋肉に負荷をかけたトレーニングをいいます。
ようは筋力トレーニングなのですが、大事なことは高齢者でも無理なく出来ることです。

先ほど記述した膝に問題があるような患者さんには、大腿四頭筋や殿部の筋力アップが出来るレジスタンス運動をしています。
以前のブログで記載したクアドセッティングや自重での椅子を用いたスクワットを推奨しています。

やり方としては、
1)椅子の前で両腕を前に出して立ちます。

2)両腕を前に出したまま、スクワットをする時の要領で少しお尻を後ろに突き出しながら、ゆっくり座り込みます。

3)おしりが軽く椅子に触るまで、5秒程度の時間をかけて座り込みます。
このとき、座り込む際に膝が足のつま先より出ないように意識してください。

4)2秒程度椅子にとどまってから、5秒程度の時間をかけて、ゆっくりと立ち上がります。

ポイントとして、自分の太ももやふくらはぎにきちんと力が入っていることを意識して行ってください。
目線は真っ直ぐ正面を向くと、バランスを取りやすいです。
猫背にならないように気を付けましょう。

この運動を1度につき、10回してもらい、できることなら朝昼晩と3セット行うように患者さんにはお願いしています。
やればやるだけ良い!と考えられる方もいて、オーバーワークで腰や膝が痛くなる方もたまにいるので、筋肉に少し疲労感が残る程度でお願いしてます。

猫背や肩こり、腰痛が慢性化している方には自重での背面の筋肉のトレーニングを推奨しています。
加齢とともに背面の筋力は低下しやすく、臨床で患者さんを施術していて、よく筋力低下を感じる場所は殿部の筋肉とハムストリングスです。

このレジスタンス運動では広背筋、殿部の筋肉群、ハムストリングスのトレーニングに適しています。

1)床に仰向けに寝て、膝を直角に曲げた姿勢になります。

2)息をゆっくりと吐きだしながら腰を持ち上げます。

3)腰を上げすぎず、低すぎない位置で10秒ほど静止します。
首から膝までが一直線の状態をイメージして維持してください。
呼吸は止めないで、自然体で行います。

4)腰を下ろすときは、首の方からゆっくりと下ろしていきます。
急に力を抜かないて、床に身体を下ろさないでください。

これも10回を目安に朝昼晩と行います。

自重で出来るレジスタンス運動は、場所を選ばずにどこででもできます。
自宅でも、それこそ家事の合間や電車での移動中、会社での休憩時間を利用するのもいいと思います。
継続のポイントは無理なく、自分の空いた時間ですることです。

注意したいのは、レジスタンス運動では力を入れるために呼吸が止まりやすくなること。
息をとめてしまうと、血圧が上昇しやすくなるので、意識的に呼吸が続けてください。
力を入れたときに息を吐くのがポイントです。

最近、「昔より体力が落ちたが、身体が痛いから激しい運動は無理やなぁ~。」
といった方は是非、試してください。

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(2020年9月4日)



 

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